魔法世界の例外術者《フェイク・マジック》 - 魔力とは無力である -
序章 - 魔力とは力加減である -
「それでね、今度『魔法体育祭』っていうのをやるんだよ!」
『そうなんだ。で、どの競技に参加するの?』
「うん、団体戦の魔法闘技大会!」
『えっ……』
「ん?」
『ちょっと待って、貴女は戦闘は苦手なんじゃ?』
「うん、そうなんだけどね。“この競技じゃないと”一緒に参加できないでしょ?」
『……まさか、私にも出ろってこと?』
「うん! だって一緒に楽しみたいし!」
『……まったく』
「……ダメだった?」
『いいえ、そんな事はないわ。とても嬉しいわよ』
「そう?」
『ええ、ありがとね』
「うん!」
『ところで今日は話してくれないの? あの男の子の事』
「ケ、ケンジくんのこと?」
『他に誰がいるって言うのよ』
「い、いや、そんな、いつも話してたっけ?」
『ふふ、自分でも気がついてなかったの?』
「ふぇえ……」
『顔を赤くしちゃって、可愛い』
「か、からかわないでっ!」
『こら、大声を出さない。今、何時だと思っているの』
「あ……ごめんなさい」
『で、今日はなんにもないの?』
「うーん……あっ、ケンジくんまた男子に追われてたよ」
『よく、男子に追われるわね彼……。で、今回の原因は?』
「なんか私たちがケンジくんの休日に遊ぶ予定を色々と決めていたら」
『ああ、いつもの嫉妬じゃない』
「うん、ケンジくんはモテるからね!」
『……その返し方だと、男子勢がケンジくんに気があるみたいな感じにも聞こえるけど。まあ、いいか』
「それでね! 私もケンジくんとゴールデンウィークに遊ぶ事になったの!」
『それはよかったわね。めいいっぱい楽しんできなさい』
「うん!」
『さて……今日は寝なさい。もう夜中よ?』
「わっ……本当だ……。じゃあおやすみ」
『おやすみ。……魔法体育祭、頑張りましょうね』
「……うん!」
『そうなんだ。で、どの競技に参加するの?』
「うん、団体戦の魔法闘技大会!」
『えっ……』
「ん?」
『ちょっと待って、貴女は戦闘は苦手なんじゃ?』
「うん、そうなんだけどね。“この競技じゃないと”一緒に参加できないでしょ?」
『……まさか、私にも出ろってこと?』
「うん! だって一緒に楽しみたいし!」
『……まったく』
「……ダメだった?」
『いいえ、そんな事はないわ。とても嬉しいわよ』
「そう?」
『ええ、ありがとね』
「うん!」
『ところで今日は話してくれないの? あの男の子の事』
「ケ、ケンジくんのこと?」
『他に誰がいるって言うのよ』
「い、いや、そんな、いつも話してたっけ?」
『ふふ、自分でも気がついてなかったの?』
「ふぇえ……」
『顔を赤くしちゃって、可愛い』
「か、からかわないでっ!」
『こら、大声を出さない。今、何時だと思っているの』
「あ……ごめんなさい」
『で、今日はなんにもないの?』
「うーん……あっ、ケンジくんまた男子に追われてたよ」
『よく、男子に追われるわね彼……。で、今回の原因は?』
「なんか私たちがケンジくんの休日に遊ぶ予定を色々と決めていたら」
『ああ、いつもの嫉妬じゃない』
「うん、ケンジくんはモテるからね!」
『……その返し方だと、男子勢がケンジくんに気があるみたいな感じにも聞こえるけど。まあ、いいか』
「それでね! 私もケンジくんとゴールデンウィークに遊ぶ事になったの!」
『それはよかったわね。めいいっぱい楽しんできなさい』
「うん!」
『さて……今日は寝なさい。もう夜中よ?』
「わっ……本当だ……。じゃあおやすみ」
『おやすみ。……魔法体育祭、頑張りましょうね』
「……うん!」
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