新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい
34話
60階からは縛りはなく、火山地帯が広がっていた。
カナリアさんも初めはマジック空間の中に驚いていたが、ナビさんから説明してもらい今では慣れたようだった。
ただ、1つ希望され巨大なプールを作った。
やはり水の中が落ち着くそうだ。
それに今いるフロアーが火山帯のため、肌が乾燥すると言って影の中からあまり出てこない。
命令すれば出てくるそうだが、命令はしたくないので影の中、若しくはマジック空間にいてもらっている。
初めは移動するのにどうするのかと思ったが、羽が生えているため、空中でも水中でも問題ないそうだ。
それに魔法も使えるため、ラビさんに教えてくれているので助かっている。
そのため2体でマジック空間にいることもあり、私1人で探索を続けていた。
それと気になったので、カナリアさんにボス部屋からいなくなって大丈夫かと問うと、次に実力のあるクラーケンが今ではボスとしてボス部屋にいるので大丈夫何だそうだ。
何でかはわからないが、システムとして実力が一番高い魔物がボス部屋にいるとの事。
深く考えなくても良さそうなので、探索を続けているとナビさんから、
《マスター、発言の許可を…。イエス。では気にすることではないかと考えていたのですが、このダンジョン15階にガロンで会ったアルトが居ます。》
ナビさんの話によると、今までクリアしたフロアーの情報は随時更新され入って来ており、何人か冒険者が入って来て居たが、魔物に瞬殺されていて、報告していなかったそうだ。
そのため、アルトさんがダンジョンにいる事も分かっていたが、他の冒険者同様に直ぐに亡くなると考え、報告していなかったそうだ。
しかし他の冒険者と違い、1ヶ月以上探索を続けていたので報告したとの事。
今後のためには熟練した冒険者を一時的に仲間にすれば、突破率が上がると考えたため報告したそうだ。
確かにナビさんがいるがダンジョンを探索するのは初心者であり、ここのダンジョンは特殊の為、一度アルトさんと接触する事にした。
その時のアルトはというと、
「クソッ!俺は何でダンジョンにいるんだ?
しかもこのダンジョンは何なんだ!」
Bランクのナーガを倒しながらアルトはダンジョンを探索していた。
アルトがこのダンジョンにいるのには訳があった。年に数件だが新米冒険者がいなくなることがあり、探索を頼まれたのであった。
体を鍛え始めてから1年ぐらい経過し、魔物の討伐も身体強化していれば問題なかったので、ガロンの森を見て回っていた。
そして、ガロンの森の外れにある崖の上にいる時に運悪く地震があり、そのまま下の岩まで落ちてしまった。
すると、いなくなった冒険者のギルドカードが落ちており、更に周りを探そうとし立ち上がると、身体強化が切れておりそのまま岩の後ろに落ちてしまった。
感覚でダンジョンに入ったことがわかり、直ぐに身体強化をし、周りを確認するとゴブリンがいた。
奴らは団体でいることが多く、数を減らさないと仲間を連れて来る。
状況がわからない為、とりあえず周りのゴブリンを殴り飛ばしながら殲滅していた。
アルトは初め、普通のゴブリンなら頭が吹っ飛ぶくらいの力で殴ったのだが、ここのゴブリンは後ろに吹っ飛ぶくらいで、一撃で仕留められなかった。
それならばと、力を増して殴り殲滅していた。
会う魔物は低ランクと言われる普通のゴブリンであり、キングやクイーンではない。
ドロップアイテムも普通のゴブリンと同じ薬草であったが、ゼルが多い。
ゼルが多いと言う事はそれだけランクが高い事がわかる。
「クソが!1階でこれだと何の準備もしてないんじゃ生き残れねぇじゃねぇか!
しかもこのダンジョン出れねのか!今まで新米が居なくなってたのは、ここに落ちたのか?」
危なげなくゴブリンを倒しながら周りを確認すると、多くはないがギルドカードが落ちていた。
落ちて来た後、ここの魔物にやられたんだろう。
アルトは元SSランクであり、マジックバックは持っていた。
ギルドカードを回収した後、とりあえず安全地帯を目指し、ダンジョンを探索していた。
10階のボス部屋は1人で問題なく突破し、15階に安全地帯があったので、アイテムを集めながら探索を続けていた。
「クソが…。ここのダンジョンはレベルが高い。突破してる奴もいないから仕方ないが、1人だと辛すぎるぜ。
かと言って死ぬのも嫌だしな…。1階で誰か落ちて来るのを待つか?」
「あの〜。」
「いや、新米が落ちて来たところでたかが知れてるな。
こんな所にベテランが来るわけもねぇしな…。」
「アルトさん?」
「このダンジョンだと常に身体強化してなきゃならねぇから辛すぎるぜ。」
「聞こえてますか!」
「はぁ?五月蝿え!ってお前はカミーユか?何でこんな所に?」
暫く地上に戻りたくなかったので、今ここにいる事と、今までの経過を説明した。
「…。エドガーについては本当に済まないと思ってる。あれから改心してギルドもかなり良くなったんだぜ?ここを出たら一度顔を出してくれねえか?
彼奴らかなり落ち込んでたからよ…。」
お互いに今までの経緯を話し合い、目指すはダンジョン突破の為、仲間になることになった。
?ダンジョン 15/100
カナリアさんも初めはマジック空間の中に驚いていたが、ナビさんから説明してもらい今では慣れたようだった。
ただ、1つ希望され巨大なプールを作った。
やはり水の中が落ち着くそうだ。
それに今いるフロアーが火山帯のため、肌が乾燥すると言って影の中からあまり出てこない。
命令すれば出てくるそうだが、命令はしたくないので影の中、若しくはマジック空間にいてもらっている。
初めは移動するのにどうするのかと思ったが、羽が生えているため、空中でも水中でも問題ないそうだ。
それに魔法も使えるため、ラビさんに教えてくれているので助かっている。
そのため2体でマジック空間にいることもあり、私1人で探索を続けていた。
それと気になったので、カナリアさんにボス部屋からいなくなって大丈夫かと問うと、次に実力のあるクラーケンが今ではボスとしてボス部屋にいるので大丈夫何だそうだ。
何でかはわからないが、システムとして実力が一番高い魔物がボス部屋にいるとの事。
深く考えなくても良さそうなので、探索を続けているとナビさんから、
《マスター、発言の許可を…。イエス。では気にすることではないかと考えていたのですが、このダンジョン15階にガロンで会ったアルトが居ます。》
ナビさんの話によると、今までクリアしたフロアーの情報は随時更新され入って来ており、何人か冒険者が入って来て居たが、魔物に瞬殺されていて、報告していなかったそうだ。
そのため、アルトさんがダンジョンにいる事も分かっていたが、他の冒険者同様に直ぐに亡くなると考え、報告していなかったそうだ。
しかし他の冒険者と違い、1ヶ月以上探索を続けていたので報告したとの事。
今後のためには熟練した冒険者を一時的に仲間にすれば、突破率が上がると考えたため報告したそうだ。
確かにナビさんがいるがダンジョンを探索するのは初心者であり、ここのダンジョンは特殊の為、一度アルトさんと接触する事にした。
その時のアルトはというと、
「クソッ!俺は何でダンジョンにいるんだ?
しかもこのダンジョンは何なんだ!」
Bランクのナーガを倒しながらアルトはダンジョンを探索していた。
アルトがこのダンジョンにいるのには訳があった。年に数件だが新米冒険者がいなくなることがあり、探索を頼まれたのであった。
体を鍛え始めてから1年ぐらい経過し、魔物の討伐も身体強化していれば問題なかったので、ガロンの森を見て回っていた。
そして、ガロンの森の外れにある崖の上にいる時に運悪く地震があり、そのまま下の岩まで落ちてしまった。
すると、いなくなった冒険者のギルドカードが落ちており、更に周りを探そうとし立ち上がると、身体強化が切れておりそのまま岩の後ろに落ちてしまった。
感覚でダンジョンに入ったことがわかり、直ぐに身体強化をし、周りを確認するとゴブリンがいた。
奴らは団体でいることが多く、数を減らさないと仲間を連れて来る。
状況がわからない為、とりあえず周りのゴブリンを殴り飛ばしながら殲滅していた。
アルトは初め、普通のゴブリンなら頭が吹っ飛ぶくらいの力で殴ったのだが、ここのゴブリンは後ろに吹っ飛ぶくらいで、一撃で仕留められなかった。
それならばと、力を増して殴り殲滅していた。
会う魔物は低ランクと言われる普通のゴブリンであり、キングやクイーンではない。
ドロップアイテムも普通のゴブリンと同じ薬草であったが、ゼルが多い。
ゼルが多いと言う事はそれだけランクが高い事がわかる。
「クソが!1階でこれだと何の準備もしてないんじゃ生き残れねぇじゃねぇか!
しかもこのダンジョン出れねのか!今まで新米が居なくなってたのは、ここに落ちたのか?」
危なげなくゴブリンを倒しながら周りを確認すると、多くはないがギルドカードが落ちていた。
落ちて来た後、ここの魔物にやられたんだろう。
アルトは元SSランクであり、マジックバックは持っていた。
ギルドカードを回収した後、とりあえず安全地帯を目指し、ダンジョンを探索していた。
10階のボス部屋は1人で問題なく突破し、15階に安全地帯があったので、アイテムを集めながら探索を続けていた。
「クソが…。ここのダンジョンはレベルが高い。突破してる奴もいないから仕方ないが、1人だと辛すぎるぜ。
かと言って死ぬのも嫌だしな…。1階で誰か落ちて来るのを待つか?」
「あの〜。」
「いや、新米が落ちて来たところでたかが知れてるな。
こんな所にベテランが来るわけもねぇしな…。」
「アルトさん?」
「このダンジョンだと常に身体強化してなきゃならねぇから辛すぎるぜ。」
「聞こえてますか!」
「はぁ?五月蝿え!ってお前はカミーユか?何でこんな所に?」
暫く地上に戻りたくなかったので、今ここにいる事と、今までの経過を説明した。
「…。エドガーについては本当に済まないと思ってる。あれから改心してギルドもかなり良くなったんだぜ?ここを出たら一度顔を出してくれねえか?
彼奴らかなり落ち込んでたからよ…。」
お互いに今までの経緯を話し合い、目指すはダンジョン突破の為、仲間になることになった。
?ダンジョン 15/100
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