A Lifeオブchange

ミラRISE

エピソード3

自分の店舗を持った裕斗は時間がいい頃合であることに気がついた。さすがに長時間するのは脳と体への負担があるため余りのしない方がいいのだ、なので店の店を閉め『closing』の看板をかけログアウトした。




裕斗が店を閉めた後1人の青年が、裕斗の店の前にやってきた。その青年はベータテスターである100人いるうちの1人だ、ただその青年は裕斗の店を前にして足を止め数分の間とどまった後に去っていった。




次の日朝食を食べた裕斗は、昼食を準備を済ませてゲームへと入っていった。店を開け看板を『OPEN』に変えて作業場へと向かった。作業場には店に出すための無料で支給される銅の剣が5本樽に収まっていた、サイズは片手で振れる最大のサイズで両手剣ではないくらいのサイズだ。だけれどこれを売りに出しても大した料金にならないことを考えた裕斗は、ある考えを生み出した。

この剣溶かせば剣が作れるかも…

と、そしてネットで調べた剣を見て制作することにした。剣を打つのは初めてだがやり方は店を持った時に頭の中に浮かんできたので大丈夫だ、そして炉に火をつけて銅の剣を3本溶かし材料にした。溶かしている途中にストレージの中にあるものを見つけた、その材料は『すず』だ。胴を60%とすず40%を炉の中で合わせて『青銅』を作った、青銅は普通の銅より丈夫なため最初に準備できるものの中では1番実用性があると考えた。そして裕斗が作ったのは青銅の大刀たちだ、初めて作ったにしてにはかなりの制度になったと思う作品だ。だが刃物を作ったのは初めてなので刃の部分がちょっとバラバラだった、どうすればいいかと考えているとこの前の授業でやった。手仕上げの授業を思い出した。
早速店舗の購入カタログからヤスリ(大)と(小)を購入した、さすがゲームと言うべきか1分程で自分の元に届いていた。

そして削り始めること2時間バラバラ感が無くなるまでになっていた、ひと仕事やり終えた裕斗は昼食を食べるために店を閉め一旦ゲームを終了した。

昼食を食べている裕斗は買ったゲームの箱の横にある、1番客と言って渡された箱が目に付いた。貰ってから家に着いて1度も開いたことが無かった、確認もしてなかったため1度は中を調べようとも思ったが。別に後ででもいいやと思って、またゲームに潜って行った。

ゲームにログインすると店の前に1人の青年(19歳くらい)の人が1人たっていた。

「えっと、いらっしゃいませ」
「あっ、はい」
「どうかなさいましたか?」
「いえ、こんな辺境に立ててる店は珍しかったので…どんな人が営業してるのか気になったので見てました」
「そうですか!どうせなら入ってください」
「それならお言葉に甘えて」

何気に店に誘ったが、この人が第1客だ。

「あれ?商品は置いてなあんですか?」
「…すみません、忘れてました」

そそくさと工房へ行き午前中に作った剣を、その第1客に持って行った。
その客に手渡すと、目を見開き「これはあなたが?」と尋ねてきたため、はいと答えた。すると色々なことを聞かれた、これの前にも作ったものはあるか?とか、現実でも鍛冶師なんですか?とかだが全ていいえとしか答えられなかった。
すると次に聞かれたのは値段と商品名だ、だが作ったばかりなので普通の値段がわからないし名前はぼちぼち決める予定だった。するとその青年は、「鑑定で最低限の金額は見れます」と言っていた。なので見てみると…

青銅大刀
名前無し
鋭さ☆☆☆
軽さ☆☆☆
丈夫さ☆☆☆☆

最低金額
10000eエレジー

と出た。
それを青年に聞くと、動きを止めゆっくりと顔がこっちに向いた。試しに支給される銅の剣を見てみたところ値段は10eだった、値段が圧倒的に高くなっていた。高すぎるため値段を下げるとこにした、第1客ということで60%オフにして4000という事にしたするととても喜んでいた。そして商品名を決めることになった、最初はそれっぽくしようとしたがどうせならこれからも似たような名前の商品名で出してほしいということなので色の名前を入れることにした。この大刀に入れたのは『錆御納戸』くすんだ深い緑がかった青を表すものだ。その反対側には、店「RISE」の紋章を入れた、そして渡すととても感謝していた。

そして販売が終わったあと1度打ち合いをして欲しいと言われた、自分はストレージからノーマルな石の剣を出した。撃ち合いは店の裏ですることになった、6m離れたところで構えると青年の雰囲気がガラッと変わった。最初の柔らかい羊のイメージから、一瞬で狼に豹変したかのように一変した。
そこでこれは遊びでは無く、本気で行かなくては行けないものだと悟った裕斗は自分もガチで行こうと集中した。先に動き出したのは青年の方だった、ほんの一瞬で裕斗の目の前まで移動していき下段から振り上げてきた。だが瞬発力や洞察力に自信のある裕斗は最小限の動きでその剣を受け流し、相手の足を振り上げて前倒させた。

それから何度か打ち合いをしてその青年とフレンド登録をして今日は終わりにした。

ゲームを終わると昼間に見た小さな箱が目に入った本当に何が入っているか気になったので開けてみるとその中には、急いで書いたような電話番号と名前が書いてある紙と限定ストラップが入っていた。

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