欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)
夏休みと修行の日々⑩| チームメンバー内総当たり戦⑦
欠陥魔力騎士88
夏休みと修行の日々⑩ チームメンバー内総当たり戦⑦
「さすがね。完敗よ」
「大和さんこそ、さっきのは驚かされたよ」
フィールドを消したことでもとに戻った大和さんを起こしながら、僕は先ほどの技への感想を言う。
「そう? なら良かったわ。次はもっと驚かせた上で勝ってみせるわよ」
「それは楽しみだ。お手柔らかに頼むよ」
僕と大和さんはそのまま拳をぶつけ合うと、それぞれの椅子へと戻った。
………………
…………
……
「さてと、それじゃあ次の戦いだ。続けてになっちゃうけど、大和さん。そして相手は美龍だ」
「了解よ」
「かしこまりました」
次の対戦カードは大和さんVS美龍。
ここ数日毎日手合わせをしている彼女たち。
お互いの呼吸はわかっているため、どちらがうまくはずせるかが見所だろう。
「それでは総当たり戦第七戦を開始します。双方、よろしいですね?」
「もちろん」
「いつでもどうぞ」
開始位置で向かい合う二人。
大和さんは千変万化を大剣の状態で中断に構え、美龍は刀を上段に構えて開始を待つ。
「それでは開始します」
5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!
「我流、天通流……夜魔打乃大蛇斬ッ!!」
「千変万化、限界突破一限……幻夢、集束せし魔力光の剣ッ!!」
「って、すとぉぉぉっぷ!!」
互いが放とうとしている技の威力を察知した僕は、技と技がぶつかり合う真ん中でカートリッジをフルロードした半絶を放って相殺。
フィールドをすぐに解除し、二人の戦いを無理矢理止めた。
「美龍、二回目だよ? 大和さんだって、さっき美龍に怒ったのを見てただろう?」
「ごめんなさい」
「すみません」
二人を椅子のそばで正座させ、僕はお説教をする。
「いいかい? そもそもフィールドとは……」
そのまま数分にわたり説教をした僕は、二人の正座をとくと、次の対戦相手を告げる。
「と言うことで、次の戦いだ。西城君と陵君で行うよ」
「おしっ」
「望むところ」
僕は次の二人を指名すると、大和さんと美龍を椅子へと座らせてから安月さんへと合図した。
夏休みと修行の日々⑩ チームメンバー内総当たり戦⑦
「さすがね。完敗よ」
「大和さんこそ、さっきのは驚かされたよ」
フィールドを消したことでもとに戻った大和さんを起こしながら、僕は先ほどの技への感想を言う。
「そう? なら良かったわ。次はもっと驚かせた上で勝ってみせるわよ」
「それは楽しみだ。お手柔らかに頼むよ」
僕と大和さんはそのまま拳をぶつけ合うと、それぞれの椅子へと戻った。
………………
…………
……
「さてと、それじゃあ次の戦いだ。続けてになっちゃうけど、大和さん。そして相手は美龍だ」
「了解よ」
「かしこまりました」
次の対戦カードは大和さんVS美龍。
ここ数日毎日手合わせをしている彼女たち。
お互いの呼吸はわかっているため、どちらがうまくはずせるかが見所だろう。
「それでは総当たり戦第七戦を開始します。双方、よろしいですね?」
「もちろん」
「いつでもどうぞ」
開始位置で向かい合う二人。
大和さんは千変万化を大剣の状態で中断に構え、美龍は刀を上段に構えて開始を待つ。
「それでは開始します」
5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!
「我流、天通流……夜魔打乃大蛇斬ッ!!」
「千変万化、限界突破一限……幻夢、集束せし魔力光の剣ッ!!」
「って、すとぉぉぉっぷ!!」
互いが放とうとしている技の威力を察知した僕は、技と技がぶつかり合う真ん中でカートリッジをフルロードした半絶を放って相殺。
フィールドをすぐに解除し、二人の戦いを無理矢理止めた。
「美龍、二回目だよ? 大和さんだって、さっき美龍に怒ったのを見てただろう?」
「ごめんなさい」
「すみません」
二人を椅子のそばで正座させ、僕はお説教をする。
「いいかい? そもそもフィールドとは……」
そのまま数分にわたり説教をした僕は、二人の正座をとくと、次の対戦相手を告げる。
「と言うことで、次の戦いだ。西城君と陵君で行うよ」
「おしっ」
「望むところ」
僕は次の二人を指名すると、大和さんと美龍を椅子へと座らせてから安月さんへと合図した。
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