欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)
学年無差別トーナメント⑰| 決勝戦⑧陵陵VS流鏑馬陵①
欠陥魔力騎士66
学年無差別トーナメント⑰ 決勝戦⑧陵陵VS流鏑馬陵①
「これはどう言うことだぁぁぁッ!! いつのまにか流鏑馬選手と天通美龍選手の間に陵選手が立っているぅぅぅッ!!」
「ステルス……これは西城君の仕業だな?」
「どういうことですか? 学園長」
「おそらく西城君が倒れる直前、いくつかの技をカートリッジに刻み、それをリーダーである天通限無へと託していたのだ」
「つまり西城選手は、ただでは負けていなかった!?」
「これは勝負がわからなくなったぞ。今の陵君には、おそらく流鏑馬君の反転の星は効果が薄い。さらに流鏑馬君は他にも仕掛けられていることを想定しなければならないッ」
「ここで真打ち登場というわけですねッ!! クライマックスに向けて、最高潮に盛り上がって参りましたぁぁぁッ!!」
「これで流鏑馬君と陵君は、正々堂々の実力勝負だ。これは結果がわからなくなったぞ」
「流鏑馬選手は学園最強ですよ? 陵選手はそれに届くと!?」
「流鏑馬君は本来、騙す側であり騙されることはない。ゆえに彼女自身の戦闘能力はそれほど高くない。ゆえにこの戦いは、陵君が有利とさえ言えるだろう」
「なるほど。これはますます盛り上がりますね。とにもかくにも最終決戦ッ!! 一瞬たりとも見逃せないぃぃぃッ!!」
────────────────────────
「君、今さら僕に勝てるとでも思っているのかい?」
余裕の笑みを浮かべながら、流鏑馬が俺を嘲笑する。
「当たり前だろーがッ!! じゃなきゃてめぇの前には現れねぇッ!!」
今の俺は、チームメイトから託されたカートリッジがある。
これらすべてを使った奥の手……窮鼠猫を噛む特異点の真の姿。
それを今ここでお見舞いする。
『美龍、ありがとう。後は陵君に任せてあげてくれ』
「ご主兄様!?」
『すまないな、美龍。君に伝えていた作戦は、実は嘘なんだ。僕が指示した作戦は、そのまま完璧に推移している。後は美龍がカートリッジを陵君に託すだけなんだ』
「あぁ……あぁ、ご主兄様ッ!! わたくしを見事に使い潰してくださったのですね!? 感謝の極みでごさいますッ!!」
『ありがとう、美龍。ごめんね?』
「謝るなどよしてくださいませ。わたくしがご主兄様のお役にたてた……ただそれだけで美龍には十分でございます」
『うん。それじゃあ頼むよ』
「通信は終わったか? そういうとだからよ、後は俺に託してくれ。必ず勝って見せるからよ」
俺は天通限無の天通美龍への説明を見届けると、天通美龍からもカートリッジを託してもらう。
「これですべて整った。後は勝つだけってなァッ!!」
「そんなにカートリッジだけ集めて、何ができると言うんだ!?」
確かに、カートリッジを託ただ渡されただけでは何もできない。
だが今俺が持っているカートリッジは、ただのカートリッジではないッ!!
「最初から最後まで、てめぇは天通限無の手のひらの上だったんだよォ。ここまで全部が、あいつの策だ」
「なん……だと!?」
「教えてやるよ、先輩。いくぜ? 窮鼠猫を噛む特異点……限界突破無限の理ッ!!」
瞬間、俺を中心に巨大な魔力のフィールドが発生、そのまま会場すべてを包み込む。
「なん、だ? これは……なんなんだッ!?」
「世界俺が支配した。こっから先は、勝つまで俺のターンだッ!!」
俺があいつ……天通限無に教えられた窮鼠猫を噛む特異点の発展技。
チーム戦だからこそ使える最強の技。
「さぁ……始めようぜッ!!」
学年無差別トーナメント⑰ 決勝戦⑧陵陵VS流鏑馬陵①
「これはどう言うことだぁぁぁッ!! いつのまにか流鏑馬選手と天通美龍選手の間に陵選手が立っているぅぅぅッ!!」
「ステルス……これは西城君の仕業だな?」
「どういうことですか? 学園長」
「おそらく西城君が倒れる直前、いくつかの技をカートリッジに刻み、それをリーダーである天通限無へと託していたのだ」
「つまり西城選手は、ただでは負けていなかった!?」
「これは勝負がわからなくなったぞ。今の陵君には、おそらく流鏑馬君の反転の星は効果が薄い。さらに流鏑馬君は他にも仕掛けられていることを想定しなければならないッ」
「ここで真打ち登場というわけですねッ!! クライマックスに向けて、最高潮に盛り上がって参りましたぁぁぁッ!!」
「これで流鏑馬君と陵君は、正々堂々の実力勝負だ。これは結果がわからなくなったぞ」
「流鏑馬選手は学園最強ですよ? 陵選手はそれに届くと!?」
「流鏑馬君は本来、騙す側であり騙されることはない。ゆえに彼女自身の戦闘能力はそれほど高くない。ゆえにこの戦いは、陵君が有利とさえ言えるだろう」
「なるほど。これはますます盛り上がりますね。とにもかくにも最終決戦ッ!! 一瞬たりとも見逃せないぃぃぃッ!!」
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「君、今さら僕に勝てるとでも思っているのかい?」
余裕の笑みを浮かべながら、流鏑馬が俺を嘲笑する。
「当たり前だろーがッ!! じゃなきゃてめぇの前には現れねぇッ!!」
今の俺は、チームメイトから託されたカートリッジがある。
これらすべてを使った奥の手……窮鼠猫を噛む特異点の真の姿。
それを今ここでお見舞いする。
『美龍、ありがとう。後は陵君に任せてあげてくれ』
「ご主兄様!?」
『すまないな、美龍。君に伝えていた作戦は、実は嘘なんだ。僕が指示した作戦は、そのまま完璧に推移している。後は美龍がカートリッジを陵君に託すだけなんだ』
「あぁ……あぁ、ご主兄様ッ!! わたくしを見事に使い潰してくださったのですね!? 感謝の極みでごさいますッ!!」
『ありがとう、美龍。ごめんね?』
「謝るなどよしてくださいませ。わたくしがご主兄様のお役にたてた……ただそれだけで美龍には十分でございます」
『うん。それじゃあ頼むよ』
「通信は終わったか? そういうとだからよ、後は俺に託してくれ。必ず勝って見せるからよ」
俺は天通限無の天通美龍への説明を見届けると、天通美龍からもカートリッジを託してもらう。
「これですべて整った。後は勝つだけってなァッ!!」
「そんなにカートリッジだけ集めて、何ができると言うんだ!?」
確かに、カートリッジを託ただ渡されただけでは何もできない。
だが今俺が持っているカートリッジは、ただのカートリッジではないッ!!
「最初から最後まで、てめぇは天通限無の手のひらの上だったんだよォ。ここまで全部が、あいつの策だ」
「なん……だと!?」
「教えてやるよ、先輩。いくぜ? 窮鼠猫を噛む特異点……限界突破無限の理ッ!!」
瞬間、俺を中心に巨大な魔力のフィールドが発生、そのまま会場すべてを包み込む。
「なん、だ? これは……なんなんだッ!?」
「世界俺が支配した。こっから先は、勝つまで俺のターンだッ!!」
俺があいつ……天通限無に教えられた窮鼠猫を噛む特異点の発展技。
チーム戦だからこそ使える最強の技。
「さぁ……始めようぜッ!!」
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