欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)
欠陥魔力騎士49 インターバル①| 修練の成果は劇的な変化①
欠陥魔力騎士49
インターバル① 修練の成果は劇的な変化①
明日の三回戦の前に、あらためてチーム全員の修練の成果をまとめておこう。
明日は大和さんに任せることにして、四回戦は隠しておいた美龍でいく。
準決勝は全員で戦えば勝てない戦いにはならないだろうし、
やはりネックは決勝戦だ。
「流鏑馬陵さん……か」
彼女はチーム戦だけでなく、個人戦でも優勝しているまさしく学園最強の女性。
すべてを反転させる反転の星は、起点となる何かを中心とした魔力空間を作り出し、入り込んだすべてを反転させる結界。
その範囲は周囲20mで、誰も彼女に近づく事ができない。
その範囲に入った技さえも反転させるこの結界。
一回戦で相手選手が次々倒れたのは、魔力による探知で探し出した相手の近くの小石などを起点として発動し、意識を反転させたのだと考えられる。
「だけど、対処はできる」
自らの周囲に、常に魔力を打ち消すバリアをはっておけばいいのだ。
「だけどそれだと、魔力消費が激しくなる。必然的に短期決戦になるか?」
現状、バリア無しで彼女と一対一で戦えるのは陵君一人だけ。
バリアは西城君にはってもらうとして、西城君のカートリッジが無くなったら美龍と交代。
それまでに流鏑馬さんをどうにかしないといけない。
「陵君の能力、窮鼠猫を噛む特異点……。これが切り札になるな」
窮鼠猫を噛む特異点は、流鏑馬さんの技とよく似ている。
この能力は、自らを起点とした固有結界。
発動者が認識している範囲を「四次元軸」でとらえた上で、発動者の込めた魔力以上のものを操作する。
まさしく、自らより強いものを倒すための特異点と言うわけだ。
「決勝までまだ時間はある。陵君には、更に技を極めてもらわないとだな……」
僕はトーナメントの時間外に行う訓練メニューを再検討しながら、更に思考を深めていった。
インターバル① 修練の成果は劇的な変化①
明日の三回戦の前に、あらためてチーム全員の修練の成果をまとめておこう。
明日は大和さんに任せることにして、四回戦は隠しておいた美龍でいく。
準決勝は全員で戦えば勝てない戦いにはならないだろうし、
やはりネックは決勝戦だ。
「流鏑馬陵さん……か」
彼女はチーム戦だけでなく、個人戦でも優勝しているまさしく学園最強の女性。
すべてを反転させる反転の星は、起点となる何かを中心とした魔力空間を作り出し、入り込んだすべてを反転させる結界。
その範囲は周囲20mで、誰も彼女に近づく事ができない。
その範囲に入った技さえも反転させるこの結界。
一回戦で相手選手が次々倒れたのは、魔力による探知で探し出した相手の近くの小石などを起点として発動し、意識を反転させたのだと考えられる。
「だけど、対処はできる」
自らの周囲に、常に魔力を打ち消すバリアをはっておけばいいのだ。
「だけどそれだと、魔力消費が激しくなる。必然的に短期決戦になるか?」
現状、バリア無しで彼女と一対一で戦えるのは陵君一人だけ。
バリアは西城君にはってもらうとして、西城君のカートリッジが無くなったら美龍と交代。
それまでに流鏑馬さんをどうにかしないといけない。
「陵君の能力、窮鼠猫を噛む特異点……。これが切り札になるな」
窮鼠猫を噛む特異点は、流鏑馬さんの技とよく似ている。
この能力は、自らを起点とした固有結界。
発動者が認識している範囲を「四次元軸」でとらえた上で、発動者の込めた魔力以上のものを操作する。
まさしく、自らより強いものを倒すための特異点と言うわけだ。
「決勝までまだ時間はある。陵君には、更に技を極めてもらわないとだな……」
僕はトーナメントの時間外に行う訓練メニューを再検討しながら、更に思考を深めていった。
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