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初めての従者


「今さら何だけど……、ヒカリさん達とは別行動で本当によかったの?」

 始まりの街らしい(?)質素な2人部屋のベッドに座ると、桜狐さくらこが後ろめたそうにつぶやく。

「……大丈夫だろう。今日はとりあえず桜狐お前と過ごすって決めてるし、あいつらも1日くらいは見逃してくれるさ」

 壁際に離れて設置されているもう片方のベッドに座り、少し考えてから俺は桜狐さくらこに笑いかける。

「それに、今日お前と2人っきりになったのは……実は試してみたことがあったからなんだよ」

 俺がなぜ2人きりを望んだのか……、その理由を恐らくヒカリ達はわかっているだろう。
 その理由とは……

「試したいこと……? っ!? エッチなのはまだ駄目だよ!? 早すぎるよ!!」

 何やら勘違いしたらしく、慌てた様子で手をばたばたさせる桜狐さくらこ

「……っ!? ち、違うぞ? 今日のはそっち方面ではない!! か、勘違いするなよっ」

 桜狐さくらこの態度に、俺も恥ずかしくなって大きな声で否定する。

「今日のは……なの? お兄ちゃん?」

 俺の反応で逆に落ち着いたのか、桜狐さくらこが今度はうるんだ目で見ながら問いかける。

「そりゃ……いつかは、そういうことも……したい。……決まってるだろ? 俺は桜狐お前が好きなんだから」

 桜狐さくらこの雰囲気が変わったことに気付いた俺は、桜狐さくらこを正面から見つめて思いを伝える。

「優しく……してね?」

「あぁ、もちろん! って今日のはだから違うんだってば! 結構まじめなゲームについての話だっ!」

 そのまま流れて行きそうになった雰囲気を無理やり戻し、今日の本題について切りだす。

桜狐さくらこ…………俺の、従者サーヴァントになってくれないか?」

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