インテンの美味いもん食い道楽

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2017年12月8日 セブンイレブン 7プレミアム 鳴龍担々麺

インテンの美味いもん食い道楽

2017年12月8日
セブンイレブン 7プレミアム 鳴龍担々麺

 今回紹介するのは、セブンイレブンオリジナルのカップ麺、鳴龍(NAKIRYU)担々麺(278円)である。
 この鳴龍という店は、ミシュランガイドで1つ星をもらっている店らしく、カップ麺としては頭がおかしいレベルの高い値段と合わせて、食べる前から期待が高まる。
 それでは早速、味などについて書いていこう。
 まず最初に驚いたのが、担々麺としての完成度の高さである。
 器からはしっかりとゴマが香り、しかもそのゴマの香りが複雑極まりない。
 香りで高まった食欲そのままに、まずはスープを一口。
 「!?」と思わず唸る。
 まず最初、口の奥深くまで突き刺さる辛味が味覚をこじ開け、そこをゴマの優しさが蹂躙する。
 辛さと旨さと優しさの共存。
 これぞまさしく担々麺だと言えるできだ。
 正直このレベルで再現されているならば、この値段も納得である。
 別に安い担々麺のカップ麺を貶めるつもりは無い。
 それだけこの商品の完成度と再現度がずば抜けているのだ。
 この期待値のまま、私は次に麺をすする。
 「?」とここで首をかしげる。
 このスープの完成度から比べると、この麺は単体の美味さは別として、スープとの調和が取れていないように感じたのだ。
 しかしここで私は思い出す。
 この商品は「カップ麺」だったのだと。
 すなわちここは、放置の一択である。
 つまりは麺がスープを吸うのを待つわけだ。
 そうと決めれば待つ時間さえも味を高めるスパイスへと変え、数分そのまま放置する。
 その後改めて麺をスープに絡めて一口。
 「美味い!!」というただこの一言に尽きる。
 以前にカップ麺はコスパの面でラーメンを越えたと書いたことがあったが、この商品もそのレベルにあると言えるだろう。
 それほどまでに美味しかった。
 正直、今まで食べてきた担々麺のカップ麺とは何だったのか?
 私が普段食べているのは、西友のオリジナルブランドの物なので、1つ100円もしない。
 それでも担々麺を食べた気にはなれるのだが、これは店で食べた時に近い満足感を得られる。
 唯一の難点は具の少なさと言えるだろうが、それはカップ麺である以上仕方の無いことであり、これは好みで好きな具材を加えて食べるのが正解なのだろう。
 是非とも試して見てほしい逸品である。



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