インテンの美味いもん食い道楽

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2017年10月12日 日清 カップヌードルリッチ 松茸薫る濃厚きのこクリーム味

インテンの美味いもん食い道楽

2017年10月12日
日清 カップヌードルリッチ 松茸薫る濃厚きのこクリーム味

 今回紹介するのは、カップヌードルリッチシリーズの新商品、松茸薫る濃厚きのこクリーム味(248円)である。
 このリッチシリーズは高いだけの味を誇る商品であり、私の好きなシリーズの1つだ。
 商品名も季節にぴったりであり、見た瞬間に購入を決めた。
 それでは早速、味などについて書いていこう。
 まず最初に、ふたを半分まで開けた瞬間にきのこの濃厚な香りが漂い出す。
 否が応でも期待感が高まり、お湯を注いで三分待つ。
 三分後、ふたを全部開けてから後入れの香味油を入れてよく混ぜる。
 見た目はラーメンではなくスープパスタ。
 具もきのことブロッコリーというラーメンらしくないものなのだが、それゆえにラーメンの麺の存在感がどっしりとしている。
 期待を胸に、まずはスープを一口。
 ものすごく濃厚……この一言につきるだろう。
 このスープだけを飲めば、ラーメンだとは思わない。
 先程書いた通り、きのこのクリームスープパスタの味である。
 次に具材……ブロッコリーを一口。
 「っ!?」と思わず私は驚いた。
 このブロッコリーだけを食べたなら、それがカップ麺の具材とは思えない程の生食感。
 塩をふって電子レンジでチンしたそのままの味と食感なのである。
 続いてきのこを一口。
 圧倒的きのこ……この一言につきる。
 きのこ特有の歯応えのある食感に、きのこ特有の噛む度に染み出てくる旨味。
 そこにスープの濃厚さが加わることで、やはりこれも濃厚なきのこのクリームスープパスタの味となっている。
 そして最後……麺をひと啜り。
 ここで初めて、この逸品がラーメンなのだと認識する。
 圧倒的な濃厚きのこクリームスープに対し、存在感を示す麺。
 麺を噛む度にスープと混ざり合い、最後はスープの旨さが残る。
 これはまさしく、一口食べた瞬間に満足できる、一流料理店のメインの逸品だ。
 麺を啜り、その後味を楽しむ度に感じるのは、圧倒的な幸福感。
 私は今、幸せを食べているのだ。
 そしてなにより私を驚かせたのは、この逸品がきちんとラーメンなのだと言うところ。
 私の個人的な意見だが、ラーメンとは一杯で完成するものだ。
 すなわち、「具」と「スープ」と「麺」の三要素が、それぞれ美味しいだけでなく、合わさることで相乗効果をうみ、更に美味しくなる。
 これは是非とも試してみてほしい逸品だった。



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