インテンの美味いもん食い道楽

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2016年6月22日 三矢堂製麺 肉味噌たっぷり本格ジャージャー麺

インテンの美味いもん食い道楽

2016年6月22日
三矢堂製麺 肉味噌たっぷり本格ジャージャー麺

 今回紹介するのは、久しぶりに来た三矢堂製麺で見つけた夏メニュー。
 「冷やし柚子おろしつけめん」と、「肉味噌たっぷり本格ジャージャー麺」の2つがあり、私は今回ジャージャー麺を選んだ。
 普通は並盛(900円)が普通で、私は+110円出して大盛りにしてもらった。
 並盛はつけめんと同じく300g。
 大盛りもつけめんと同じく600gである。
 正直並盛でも良いかと考えたが、ジャージャー麺大好きな私としては、値段が高くなっても大盛りにすることにしたわけだが……。
 正直食べていて並盛でも良いと感じた。
 理由は簡単、やはり量が多いのである。
 男や大食いならば大盛りも余裕だろうが、少食の人は並盛で十分であろう。
 さて、前置きが長くなったが、いつも通り味について書いていこう。

 まず届いた瞬間、食欲をそそるとても良い香りが鼻をくすぐる。
 具は白ネギとキュウリに肉味噌のみ。
 これぞ「ジャージャー麺」という出で立ちだ。
 まずは肉味噌をひとなめしてみると、香りに負けない肉の旨味と、タレの深みと旨味、そして辛味が口内を駆け巡る。
 待ちきれないとばかりに強引にかき混ぜ、麺と肉味噌と具を1つに。
 ここで少し我慢し、しっかりと麺すべてが肉味噌の色に染まるまでかき混ぜる。
 するとどうだろうか? 麺すべてが肉味噌と絡まり、その色を変えているのにもかかわらず、肉味噌がしっかりと具として残っている。
 混ぜたことで塊ではなくなっているが、麺をすする度に肉味噌が絡み付き、麺のもちもちに麺以外の旨さを加えてくれる。
 大きな口でほおばり、口一杯で麺を楽しむ。
 旨味や辛味など、このジャージャー麺を構成するすべての味や風味が口全体を幸福へと導き、すべてを飲み込んだら無言で次をすする。
 私は普段、一味やコショウなどで辛さを足すのだが、今回は何も加えなかった。
 ……なぜならば、このジャージャー麺の完成度が高すぎるからだ。
 絶妙な旨さと辛さのバランスを、少しでも何かを加えれば壊してしまうだろう。
 私は終始、無言無心でこの美味さを堪能した。
 ジャージャー麺好きもそうでない人も、是非一度食べてみてほしい。
 これは……はまる。
 夏限定なのが心底惜しまれる。
 是非とも、今しか食べられないこの味を楽しんでほしい。


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