世界最低で最高の魔法陣 〜一匹狼だった私の周りはいつの間にか仲間ができてました〜

春夏秋冬

12

???「頼む、もうこれ以上の被害は出したくないんだ!魔道士を、村の皆を返してくれ!」

「はっ?そんなことができると思っているのか?今回のことで素晴らしいくらいに研究が進んだこんな格好のチャンスを手放すわけがないだろう」

???「だが、話が話が違います。協力すればウィングにも人が来るように協力してくれると、言ったでは「うるさい!そんなこと行った覚えはない!貴様が勝手に思い込んだんだろ?」

???「そんな、ではなんのために私は、」

「まぁ、そろそろ魔道士たちも使えなくなったし?返してやっていいけど?」

???「ほッ本当か?」

「た・だ・し新しく使える魔道士と引き換えにだ」

???「なっそんなことっ」

「できない?だったら殺すしかないなぁ、どうせもう使えないし?」

ティアナ「使える、使えないは貴方が決めることではないわ」

「!?」

「だっだれだ!?」

レーヴ「先ほどぶりですね町長さん」

ティアナ「まさか、こんなところで会えるとは思っていませんでしたウィングの村長ユリルさん」

ユリル「あなた方は…」

ティアナ「こんにちは、依頼を受けたアール学園のティアナです」

***

アニモ 「実験道具に使われてるとか?」

ティアナ 「…以外と怖いこと言うわね貴方」

リュシオン 「実験道具に使われてるとしても抵抗するだろ、魔道士なら」

シエル 「でも抵抗しなかった…」

ティアナ 「できなかったんでしょ村のために」

アニモ 「それで死にでもしたら元もこもないでしょ!」

ティアナ「まず、サナールがウィングに出した条件は魔獣に対抗できる道具を作るために実験道具として魔獣を手渡すこと、こんな感じかな?」

シエル「実験の道具として使われていたのは人間じゃなくて魔獣…だったってこと?」

シハーブ「じゃ、村の奴らは?」

ティアナ「労働または魔獣たちと戦闘を繰り返して戦闘記録を出すこと魔力がなくなるまで、ね」

リュシオン「それって命に関わるんじゃ…」

シハーブ「何だそれ!結局は村の奴らも魔獣を傷つけてんじゃねぇか!」

ティアナ「まぁこんなところかな?謎が解けたところで私は今から町長に会いに行くわ」

レーヴ「俺たちも行くよ」


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