世界最低で最高の魔法陣 〜一匹狼だった私の周りはいつの間にか仲間ができてました〜

春夏秋冬

7

ティアナ 「レーヴ貴方真の魔法使える?」

レーヴ 「…使えない」

ティアナ 「はぁ、だったらこのピアスつけて」

レーヴ 「これは?」

ティアナ 「真の魔法がかかってる魔法具」

レーヴ 「これでどうすんの?」

ティアナ 「相手が嘘言ってないか確かめる、ついてきたんならそのぐらいの仕事してもらうから」

レーヴ 「了解」

***

「これは…ティアナ王女ではありませんか!何ぞのこの街へ?」

ティアナ 「依頼でウィングまで行くから、途中に寄っただけだよ」
 
「そうですか!いやはやまさか直接お話できるとは…そうだ、街はご覧になりましたか?何ならわしが案内を……」

(この流れに乗れば話ができそうだな)

ティアナ 「ええ少しは、この街は魔法具がとても進んでいると思いました。それにこの街の近くには魔物が全くいなかったので素晴らしい技術だと思いました」
 「ええそうでしょう。この街一番ですから」

レーヴ 「魔物がいないのにどうやって対抗できる魔法具を?」

ティアナ「レーヴ!?」

「えっ…それは…」
レーヴ 「しかも翼のある魔物ばかり」

「ウィングから情報を」

レーヴ 「ウィングは魔物と協力して暮らしている対抗できる情報を持っているとは思えないな」

「貴様…!何が言いたい」

レーヴ 「いえいえ、ただウィングの魔物達を実験に使っているのかと思っただけですよ」

「そんなわけ「もういい!いい加減にしなさい。レーヴあなたもふざけ過ぎよ」

「全く最近の若者は」

ティアナ 「彼は伯爵家の人間ですよ」

「…っ!「どうでもいいけど。確か魔導師ギルドから情報を頂いているのかしら?」

「ええまぁ」
ティアナ 「どのギルドですか?」

「コードギアスですよ」

ティアナ 「コードギアス?なるほどそれは研究も進みそうですね。」

「ええ助かっていますよ」

ティアナ 「それは良かった、さて今日はこのへんで明日の準備もありますので」

「ええまたお寄りください」

***

ティアナ 「どうだった」

レーヴ 「嘘ついてたな」

ティアナ 「そっかやっぱり。魔法具の進みが以上に早いのよね」

レーヴ 「でも最近まで研究が進んでないって言われてたよな」

ティアナ 「えっ?なんでそんなこと」

レーヴ 「んっいやなんでもない」

ティアナ 「?…まぁいいけど宿に戻ろう」

レーヴ 「ああ」

***
 

その頃街では
シエル 「ねぇこの街の魔法具って進みすぎじゃない?リュシオン」

リュシオン 「確かにそうかもしれない」

シエル 「ティアナに聞いてみようか?」

リュシオン 「ああ、それがいいな」

アニモ 「シーエルッ!!こっち来てよ!面白い魔法具あるよー?」

シエル 「うん!今行くとりあえず楽しみましょう」

リュシオン 「ああ程々にな」

シエル 「わかってるよ」

(この依頼一筋縄ではいかないなわかってくれてるといいんだけどあの二人…まぁ無理かな?)

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