ゼロからは始めないチーター生活
10話メル危機一髪!
メルと俺はこの光る謎の本の解明をすべく
父ザンゲスの元へと駆けて行った。
城が広いゆえに中々見つからなかったが、キッチンにて
母マユイルと共にご飯を作っている父ザンゲスを見つけた。
少々人目がないのをいいことに、二人はいちゃついていた。
だから俺たちがキッチンのある部屋に入った途端に二人共ビックリし、
母マユイルに至ってはあまりに驚きすぎて手にしていた包丁が手からすり抜け
なんとその包丁は運の悪い事にメルの方へと飛んで来た。
メルは急な出来事だったので反応しきれず包丁が頭部にヒット……する寸前でザンゲスが…
【スキル:疾走】
瞬間的にメルの前へと現れ飛んでくる包丁を素手で掴んだ
しかもしっかりと取っ手の部分を掴んでいる。
「いや〜、危ない危ない。危うくメルに刺さるところだったよ!
マユイル!気を付けてよね!」
「ごめんねメル!急に部屋に入ってくるもんだからびっくりして包丁が手からすり抜けちゃったのよ…」
「全然大丈夫だよお母様!傷ひとつないし平気よ!」
(いやいや全然大丈夫じゃないでしょ……、それに助かったのは父親のおかげだよメル…。
普通だったら確実に死んでた。そしてびっくりして包丁がこっち飛んでくるってどんだけオイリーな手してんだよ…)
それにしても父ザンゲスのスキルも凄かったな〜
正直動きが速すぎて見えなかった…
「ところで何か用があって来たんだろ?要件はなんだい?」
イチャイチャしていたところを邪魔され少々不機嫌だった。
「はい、先程メルと書斎に居たのですけれど、そこで不思議な本を見つけたもので…」
「どんなのだい?」
「面白そうな本は無いかと探していたところ、不思議と光を放つ一冊を見つけまして、
それには謎の言葉が表紙に刻まれていまして…」
「書斎に籠もりがちな私でも見た事が無いから不思議なのよね〜
ってなわけでお父様なら知ってるんじゃ無いかと思って…」
全部の本を把握しているレベルのメルが見たこともないなんて確かに不思議だ…
「本が光っていたと言ったかい?」
「え、はい。」
「これは驚いた!マナタリス家に言い伝えられて来た光る本がまさか実在していたとは…」
ザンゲスはとても驚いていた。
…てかこの家族の姓マナタリスなのね……。
父ザンゲスの元へと駆けて行った。
城が広いゆえに中々見つからなかったが、キッチンにて
母マユイルと共にご飯を作っている父ザンゲスを見つけた。
少々人目がないのをいいことに、二人はいちゃついていた。
だから俺たちがキッチンのある部屋に入った途端に二人共ビックリし、
母マユイルに至ってはあまりに驚きすぎて手にしていた包丁が手からすり抜け
なんとその包丁は運の悪い事にメルの方へと飛んで来た。
メルは急な出来事だったので反応しきれず包丁が頭部にヒット……する寸前でザンゲスが…
【スキル:疾走】
瞬間的にメルの前へと現れ飛んでくる包丁を素手で掴んだ
しかもしっかりと取っ手の部分を掴んでいる。
「いや〜、危ない危ない。危うくメルに刺さるところだったよ!
マユイル!気を付けてよね!」
「ごめんねメル!急に部屋に入ってくるもんだからびっくりして包丁が手からすり抜けちゃったのよ…」
「全然大丈夫だよお母様!傷ひとつないし平気よ!」
(いやいや全然大丈夫じゃないでしょ……、それに助かったのは父親のおかげだよメル…。
普通だったら確実に死んでた。そしてびっくりして包丁がこっち飛んでくるってどんだけオイリーな手してんだよ…)
それにしても父ザンゲスのスキルも凄かったな〜
正直動きが速すぎて見えなかった…
「ところで何か用があって来たんだろ?要件はなんだい?」
イチャイチャしていたところを邪魔され少々不機嫌だった。
「はい、先程メルと書斎に居たのですけれど、そこで不思議な本を見つけたもので…」
「どんなのだい?」
「面白そうな本は無いかと探していたところ、不思議と光を放つ一冊を見つけまして、
それには謎の言葉が表紙に刻まれていまして…」
「書斎に籠もりがちな私でも見た事が無いから不思議なのよね〜
ってなわけでお父様なら知ってるんじゃ無いかと思って…」
全部の本を把握しているレベルのメルが見たこともないなんて確かに不思議だ…
「本が光っていたと言ったかい?」
「え、はい。」
「これは驚いた!マナタリス家に言い伝えられて来た光る本がまさか実在していたとは…」
ザンゲスはとても驚いていた。
…てかこの家族の姓マナタリスなのね……。
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