僕の手に入れた剣は神剣だったんで謎の世界で無双!!

ノベルバユーザー205094

第4話

俺は、なぜ生きているのだろう?考えても答えが出なかったので雷夏に聞いてみた。
「何で俺は生きてるんだ?確か死んだはずじゃ?」
雷夏が喜ぶ声が聞こえた。
「生きてたんのね!!」
「俺が生きてた事を嬉しがってありがとうな。」
恥ずかしながら全力で否定している姿が思い浮かぶ。
「別に、あんたが生きてた事が嬉しかった訳じゃないからね!!あんたの前の1代目に会えた事が嬉しい訳であってね。」
ちょっとしたイタズラ心が渦巻いた。
「俺はどうでも良かったのか?」
「えっ!?そんな訳無いじゃん!!」
動揺してる姿が頭に浮かんだ。不覚にも少し可愛いと思ってしまった。
ゴホンッと咳払いし、雷夏に契約を結ぶように言った。
「そろそろ、契約を結ばねぇと街がもっとヤバくなるぜ!!」
雷夏は「うん!」と言い俺に、魔法陣を書くように指示した。そこらへんに転がっていた中くらいの石を拾い地面を深く掘りながら描いた。
これでいいか雷夏に尋ねてみた。
「これでいいか?」
元気に返事をした。
「うん!!」
魔法陣が出来た後に雷夏から指示が出た、
「私を握ったまま魔法陣の真ん中に立ってね。」
と言われたので真ん中に立ち、次の指示を待った。次の指示は、こうだった。
「私の質問に答えて欲しいの。」
と雷夏が言った。
「了解!!」
と俺が返事をした。
雷夏は、すっ〜と空気を吸い肺にいっぱいいっぱい溜め込んでいっきに空気を吐き出した。
「さぁ、行くわよォ〜!!」
と気合いをいれ雷夏は、森じゅうに響くような声の大きさで叫びこういった。
「魔法陣展開!!」
その声と共に魔法陣が神々しく光り始め俺は、思わず右腕で目を隠した。
魔神のウォォォォ!!という唸り声が聞こえた。俺は、雷夏をせかした。
「急がないと街が完全に滅びちまう!!それどころか、この世界すら無くなる。」
雷夏が、怯える声で
「私を...握って...」
と言った。地面に刺さっている雷夏を引き抜いた。
ツンデレで怖がり何だなと俺は、思った。でも、誰よりも優しい事をこの短い時間で知った。
雷夏は、相変わらずの調子で質問をした。
「何で、私を抜いたの?」
俺は、答えた。
「最初は、何となくだったがお前の過去の話を少し聞いて自分も変わらなくちゃって思ったんだ。それと、厨二病をこじらせてるからだ!!」
雷夏がボソッと言った。
「馬鹿馬鹿しいね…。」
敢えて聞こえていないフリをした。
そのまま俺は、続きを話した。
「1番影響がデカイのはさっきの光景を見た事だけどな。あの光景を見て分かった事は、この世界で何かが起きているって事だ。だから、この世界を救って雷夏の全てを知る為だ。」
雷夏が自分の名前が出てきた瞬間にいっしゅん
「えっ!?」
という驚いた声を漏らした。
「えっ!?じゃねぇよ馬鹿が!!当たり前だろ!!お前の何かに触れた以上は、逃げる訳にはいかんのよ。ぶっちゃけいうけど世界を救う何てカッコイイこと言ってるけどお前を護る為の力が欲しいだけだ。世界が無くなろうとお前という存在といれれば世界が無くなろうとどうでもいいんだよ。つまり俺は、お前に一目惚れしたって事だな!!」
雷夏が
「えっ!!えっ!!待ってそれは、まだ早くないかな///いきなりの告白は、ねっ!!///」
凄い焦っているのが分かる。
「取り敢えず、お前と世界を救えるくらいの力が欲しい!!だから、俺に力を半分くれ!!」
静かに雷夏の声が静かに響いた。
「私の権利は、光の物になりました。私の能力の使用許可管理者に認定します。」
と言った後に、急に腕が痺れるような感覚に襲われ稲妻模様が俺の両腕に出来ている。いつのまにか、魔法陣も消えていた。
俺の推測だが魔法陣が、俺の体を覆って行き稲妻模様に変化したと推測される。
俺は、膝を地面につき心臓がドクンドクンと高鳴っていた。これだけで、かなり体力が削れたがまだ終わる訳には行かない。
後は、奴を倒した後だ。
雷夏が心配そうな声で、
「光?だっ、大丈夫?べっ、別に光が心配とかそんなのじゃないから。」
照れ声で
「ひとつだけ褒めてあげるからちゃんと聞いてなさいよ!!人間の割には、凄いわね。普通の人は耐えられず死んじゃうのよ。」
と爆弾発言をサラッとして言った。
思わず
「えっ!?」
という声を漏らしてしまった。それを成し遂げた俺ってかなり凄くないか?聞きたい事が増えた。
ゴホンッと咳払いをし気持ちを切り替えた。
そして、
「雷夏、魔神を倒しに行くぞ!!」
といい俺達は、魔神のいる場所に向かった。

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