レベルも知識もチートな俺が異世界で

茉 光莉@レベちち

第04話 初戦闘 トロール戦

「…( ゚д゚)」

「トロールか…」
  
(確か目の前の奴には大体襲いかかるんだよな…)

トロールは、
見上げるオウキの首が痛くなる程に大きく
今にも襲って来そうな様子だ

(怖いよ〜助けて〜www)

「ふぅ...武器もない、まずい状況だぞ…」

トロールが拳を振り上げる

(木の上は、まずいよな…そうだ!)

先程拾った薪を手にして
拙い構えだったが
振りかざす拳を避け

そのまま胴体へ一撃。
「カコン...」
「どうだっ!?」

全く歯が立たない...
トロールは既に次の攻撃を
仕掛けていた

「嘘だろ…渾身の力込めたのに…
うぐっ!!!」

ヒュンッ!

オウキの右肩辺りへ
トロールの重たい拳が入る


「うっ…肩の骨が折れてるな」

さらにトロールは、
両拳を握りしめて
振りかざそうとした

ピピッ…
「なんの音だ?」
(頭の中から…?)




−スキル獲得−
自動回復 (オートリカバー)
剣術 Ⅰ      (ソードスキル)
物理耐性 Ⅱ(フィジカルレジスト)
第六感 Ⅰ       (シックスセンス)

−職業スキル−
木こり Ⅰ  (ランバージャック)

-エクストラスキル-
エラー        (エラー)


 

…鳴り止んだ

「さっきのでスキル獲得があったのか」

(いや、木こりって…かっこいいな笑)

「ってダメージ受けてスキル獲得って!!
めちゃくちゃドMシステムじゃねーか!」

オウキは、ひたすら逃げ回っていた

(速度は大した事ないから避けつつ…)

ドスン!!

トロールの拳が地面に食い込んだ

「今だっ!ソードスキル!」

-スラッシュを発動-

シュンッ!ペシン…!

………。

「チョマテヨ、ゼンゼンキイテナイョ…汗」

「単純に、攻撃力が足りてないって感じだな...」

ピピッ...

(ん?また...?)




-スキル獲得-
剣術 Ⅰ→剣術 Ⅱ (ソードスキル)

-エクストラスキル-
技術の天才   (スキルジーニアス)
鷹の眼          (ホークアイ)




「剣術スキルが上がったのか!」

「しかし、エクストラスキルってのはなんだ...?」

漠然としていて少しわからない部分があった。

「後でリアスに聞いてみるか!」

「さーて、トロールちゃん〜今度こそいくぜ!ソードスキルッ!」

-ブレードダンス発動-

幾重にも重なる斬撃がトロールに降り掛かった。

ドスン...。

「わーお...我ながらすごい威力。」

トロールは、地面に膝から落ちそのまま倒れた

「...やったか!?」




「...。」



(いかん、ついつい盛大なフラグを口に出してしまった...。)

「急に動いたりするの無しだからな...!?」

ズズッ...。
横たわったトロールが微かに動いた
「ヒィー!やっぱり!?」


「...。」



「...。」



「...。」






「いや、気のせいだったわ笑」

「そうだ!首持って行ったらどこかで換金出来るのか...?」

オウキは、昔のゲームを思い出していた

「街まで行かないと無理だよな...」

ここから、街までの距離はさほど遠いものではなかったが
首ともなると持てなくないとはいえ
両手が塞がるほどの荷物になってしまう。

「今回は、耳と鼻だけにしておくか…」

「うし!薪集め直して、早く戻らないとな!」




-スキル獲得-
自動回復→超自動回復 
(スーパーオートリカバー)

-エクストラスキルへ移行-




「なんか、また凄そうなスキルが増えましたよ...?」


「肩も治りかけてるし...自動回復…半端ないって!!」

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