レベルも知識もチートな俺が異世界で

茉 光莉@レベちち

第01話 ここが異世界…?



2018年 2月 18日 午後18時





この時期になると外はすでに暗く

町の電灯は明るく

川底は橋からでは見えない程…

「うっし!仕事も終わったし
帰ってゆっくりゲームしますか!」

安達オウキ 26歳

髪は短く黒髪

顔は割と整っていて、コンビニでお酒を買う時たまに年齢確認されてしまう。

所謂いわゆる童顔なのであった…

「ただいま〜っても誰もいないんですけどね!」

     「一人でツッコミいれてどうすんねん笑」

(はい、ここまでの一連の流れ終了っと…)

「腹減ったな〜飯何にするかな…」

「昨日は、ご飯に鮭のホイル焼きそれとトマトサラダだったから…」

(それとトマトサラダって少し言いにくいな)

(どうでもいいか笑)

「今日は、何にするか携帯で検索するか〜」
 
 「ん?またメール溜まってるな」

登録しているメールには、

宣伝やゲームの登録のものばかりだったが…

「何これ?異世界の行き方?」

「どうせ都市伝説的なアレでしょ?」

個人が書いたSNSの中には

そんな見出しの物があった

(今度はどんな都市伝説なのかな〜?笑)

異世界の行き方には、数多くの都市伝説がある。

エレベーター…。枕の下に…。

オウキもまた興味本位からその多くを知っている

(え?何これ…)

内容はこうだ。




ー ようこそ異世界へー

このサイトこそが異世界です!

存分にぞんぶんに楽しんで行ってください!




そのサイトは、いかにもファンタジーな文字列やら背景

下の方には、来訪者と書かれた数字 3465人目

何かを匂わすようだが他には何も無かった

「なんか思っていたのと違ったな…」

(説明か何かあるのかと思ってたよ。)

「完全に釣られたでしょコレ…。」

(というか意外と見てる人多いんだなこのサイト)

グニャ〜

「なんだよいきなり!」

数秒後…画面が吸い込まれるように切り替わり…




貴方あなたは、選ばれた…。



(す、すげえ凝ってるな!)

演出の一つ一つが個人の作品とは思えないような

作りになっていた

「まあいいや!そんな事よりめし作ろ!」

スマホを画面を落とし、コーヒーを一口飲み

立ち上がる


「あれ…?なんだ、立ちくらみ?」

頭の先から冷たくなる感覚。

血の気が抜けていく、

途端とたんに吐き気の様なものが襲う。

(視界が〜やばいなこれ)

クラリ…

目の前は暗闇に包まれ、意識など無い。

(少し横になれば治るだろう)

倒れてしまった体が重い。









どの位経ったのだろうか。

ようやく意識が戻り

先程の吐き気や、体の重さは無くなっていた。

(寒っ…。)

外がまぶしい

目を慣らしながら、少しずつ目を開ける

(は?ちょっと待て…)

昼間だろうか

太陽が照らし、周りには見渡す限り

くるぶし位の高さの草原

遠くの方には、高く連なった山々

入り組んだ土地のような、大きく開けた場所だった

(まず落ち着こう。)

ゆっくり深呼吸してオウキは、考えた

(まず家にいたよな、そんで立ちくらみで倒れたよな)

(それでなんでこんな原っぱにいるのでしょうか?笑)

(家どうした?………あ。)


ー異世界行き方ー


(あれのせい?なの?)

先程、倒れる前に見たサイトが脳裏のうりによぎり

怖くなったがそれと同時にドキドキとしたものもあった

(というか、立ちくらみで異世界来れるもんなんだな)

「まあいいか!異世界なのかな本当に!」

(周りには誰もいないか…)

「人の気配もないどころか、草原って!」

「異世界系あるあるすぎないか!?」

「始まりは、草原か城の中か女子の近くと相場が決まっているが…。」

「いやコレ一番寂しいやつやん!」
(またつまらぬツッコミをいれてしまった…)

ギュルギュル〜

「お腹すいたな、そういえば倒れる前にご飯作ろうとして…」

(まずは、食料の確保か…)

(近くに町もなさそうだし、よし探索だな)

(よくあるのは、木の実とか木の陰から食材モンスターが飛び出して来るとか…)

オウキは着慣れた部屋着のまま探索へ足を運ぶ。

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コメント

  • 天道丸永久

    ノリのいいこの主人公、好きです!笑

    2
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