(半)元不良の男の娘と学園アイドル

ノベルバユーザー198027

脅迫と告白

江道友夜side

「よっ災難だったな」
綾香たちが去ったあと俺のとこに隼人が来ていた
「なんだ、隼人裏切り者か」
「ひどくね!何気に朝から」
ガラガラガラ~
「おはよーございまーす」
隼人が突っ込んだタイミングで威勢のいい女の教師が入ってきた

ナイス

「またな」
「おう」
ここで俺と隼人は一旦お互いの席についた。
「はーい今日から2-Cの担任を務めます早河 尚子はやかわ ひさこといいます。よろしくね。早速だけど始業式が始まるから講堂に移動しようか」
俺たちの担任は優しそうな30代後半のさっきも言ったとうりの威勢のいい教師だ。
堅苦しい先公よりましか……
「友、行くか」

その後、たっぷり1時間半始業式が行われた。
毎度毎度思うけど、校長ってなんであんなにはなせるんだろう?疑問だ。学校の七不思議なんじゃね?そんなわけない?あ、そう(泣)
あと校歌って歌う意味ある?あれば教えてくれ
睡魔との決戦に負けそうになったわー朝なのに
何はともあれやっと
終わった~~~

「やぁ、友」
「ああ~隼人」
ここで登場オレの友だち
「放課後行くのか?」
「当たり前だ」
「やっぱりあの事か?」
「それ以外何がある?」
オレがこの高校を選んだ理由はオレの昔を知るヤツが隣のくそイケメン以外いないと判断したからだ。
なのに……なのに……なんであいつらオレのこと嗅ぎ付けた?
しかもあの呼び出しあの二人が過去のこと抜きで来なかったらサボり決め込むからこんなに悩まなくてすむのによー
チッ

「くそが」
「かわいい顔台無しだぞ~?」
そう言う隼人の顔が微笑んでいてイケメン顔が増しでカッコいい
「死ね」
「理不尽な本日3回目の理不尽いただきました~」
「じゃあ、師ね」
「ニュアンスが違うだけで意味一緒だろ?それ!!」
「今夜は月がきれいですがとりあえず死ね」
「それマンガのタイトルだろ?!」
「次はお前が棺に入ったときに会いそうだね」
「死んだ前提か!おい!?」
隼人とのこのやり取りは高校にはいって始まったのだがこれがとても面白くてやめられない ️
けど、残念なことにもう教室についてしまった。
あーあ、もっと遊びたかったな ハァ

教室につくとクラスは騒がしかった。
まぁオレも隼人以外に見知った顔はないし当然かな?

「はーい皆静に!ホームルーム始めるよー」
えーと1番の人号令お願いと言うと下側の席の一番前の子が号令をかけホームルームが始まった
「じゃあ、クラス委員を決めたいとこだけど皆上がりたてでクラスの友だちとかまだ全然わからないだろうから自己紹介をしますね!まず一番の安堂くんから」
おいおいおいおいおい!
ポンポン進みすぎじゃね尚子さんよぉ~
ん?何気に安堂くんがノリノリだぁ
もうやだ!
それから約30分くらいかけて自己紹介が行われた。

特に面白味もないし割愛していいだろ?
あ!面白いのが二つあったから紹介しとくは
一つ目
「拙者この度Cクラスに上がってきた野木と、申します好きなものは二次元。愛してるものもまた二次元。二次元について興味があったら拙者のとこまでお願いします」
このオタク野木の格好は制服に目の見えない丸眼鏡しかも出っ歯で地味に不気味なのに声が高くて面白かった。
ちなみにオレの声は隼人曰くソプラノがかかったアルトらしい隼人は顔が顔だから違和感ないって
二つ目
「チョリーッス、オレ久田正清ッス先月彼女と別れてフリーなんで彼女募集中ッスベッドまで楽しめるッスよー」
この自己紹介を聞いたオレは正直軽すぎだろ?!と心のそこから思った。
久田は髪を茶色に染めカラコンでオッドアイにしているが正直隼人の方がカッコいい
そしてクラスの女子が全て引いていたのは、謂うまでもない
最後に先公の自己紹介があった
「始業式の前にも言いましたがこのクラスの担任になりました早河尚子ですちなみに年齢=彼いない歴です誰か貰ってくれると嬉しいです1年間よろしくお願いします」
……なんだろう?凄い虚しいしかも悲しい!
そっとしておこう。するとクラスの女子が
「えっ?じゃあ経験なし?」
「ドンマイ、独身貴婦人」
「合コン行けば?」
「いっそ開きなおつまたほーがいーよ」
バッサリ切り捨ててた
じょ、女子こえーまじパネェッス
見てみろ先生心なしか涙目だぞ!
「その年で自虐的とかウケんすけど(笑)」
うぉー――――い ️誰?最後にとどめ指したばか野郎は?何気に女子とか変わりたくないんすけど?
「グスッ……今日は……こ、これで……終わりますぅ―――うわーーーん」
あーあ泣いちゃった。しかもボルトよか早いんじゃない?ってくらいの速さでどっかいっちゃったし、これで放課後な訳で……

15分後、オレは屋上に来ていた。
一瞬、こよなく愛しているメビウスを吸おうかなとか思ったけど、いつくるかわからんからそのまま風に当たっていた。

コンコンコンコンッ

あっ来た
「こんにちは」
「サボらなかったのね」
「ああ、オレのことを知ってるんだ。何かあんだろう?」
「ええあるわよ……雫がね」
雫……あのとき・・・・のきっかけになったやつか
すると綾香の後ろにいた雫が前に出て
「友夜さん、わたくしと“付き合って下さい”」
ん?何?“突き合う”?
てことは?クロスカウンター?
「いいけど、病院にいくはめになるよ?」
「えっ!?“付き合う”と病院に行くんですか?」
「うん!“突き合う”とね」
何か雫が泣きそうになってんすけど……
何?覚悟もしてないの?
「ちょっと待って話噛み合ってないんだけど!」
いきなり綾香がそうつっこんできた
なんか変なこと言った?
「友夜も友夜でわかってないのね……」
なんか綾香が凄い呆れてるんですが……?
「ねぇ、雫は、友夜とどうなりたいの?」
「わたくしは、友夜さんと男女交際がしたいです!」
はい?
「で、友夜はどうすると思った?」
「クロスカウンター」
「「???」」
「え?何?クロスカウンターって?」
知らないの?
「クロスカウンターってのは、お互いに殴りあって倒れなかった方が勝ちってゲーム」
「友夜さんはそんな恐ろしいことをしてらっしゃってたのですか?」
「オレの昔をしってんなら納得もすると思ったけどなぁ」
「いや知らないから!」
えー?今度シュガーレス貸してやろう
ここで脱線した話を戻そうと綾香がコホンと咳払いをして
「で、あんたは雫と付き合うの?」
と言って来た
別にこいつどうでもいいから答えは
「断る」


綾香ルート

教室に戻った後教室は阿鼻叫喚といった常態になってしまった
と言うのも多分さっきの件だろうね
なんでわかるかって?
男子が泣き崩れたり絶望したり質問しに私と雫を囲んだり
普通ここまで来たらあわてふためくのでしょうけど生憎1年間に105回くらい告白されたら嫌でもなれるわよ
いい?すべての女の子モテたとこでいいことないわよ?
私が経験者だもの       
お陰で雫は泣きそうだし最悪

ガラガラガラ~

「おーい全員席に着け今日からお前らの担任だ自己紹介はホームルームにでもするから講堂に行け解散」
体格のいい男の教師が教室に入るなりそんなことを言って出ていった顔も頑固親父を絵に書いたような人だった
先生が教室から出ていったら待ってましたといわんばかりに皆雑談しながら講堂に向かった

そして今講堂で始業式が行われている
始まって多分15分くらいはしただろうやっと校長の話が中盤に差し掛かったところだろう…多分
まぁここらの高校じゃ一番話の長い校長で通っているからね
……なんか怖くなってきちゃった
ちなみに雫は開始30秒で寝てしまった
速すぎでしょ……
それから30分後やっと校長の話が終わった
その後は普通に生徒指導の先生が問題行動が無いよう注意する事や生活科の先生が生活を新1年の手本になる先輩になるようにといった内容で終わった

「雫……起きて雫」
「ん……おはよーございまーす綾香」
「さっきも聞いたわよ さっさ教室に戻りましょう」
「は、はい!」
とりあえず私はこういう集会が終わったらそっこうで教室に戻るようにしている
なぜって?

「綾香さーん」
「待ってよー」
「雫さまー」
「どうだい今夜このボクとディナーにでも」(キラリ)
エトセトラ……
ってかさっきのキザ男これで27回目よ?
しつこい男はモテないのに

まぁ、自分で言うのもアレだけど私は容姿端麗、成績優秀いつも学年2位、運動神経抜群
雫は容姿端麗だけど幼い見た目もあり愛嬌たっぷりで成績優秀学年1位私との差なんてほんの5点くらいだしちょっとドジなとこも成績優秀なのにっていうギャップもあり人気が高い
しかも去年の文化祭の時に二人同時にミスコン優勝ということもあって今では学年アイドルといったとこになる……まぁ男子のあの態度は入学3週間から始まったんだけど……
何が外もあれ教室についた……
ほとんど走って来たようなものだから雫は苦しそうにゼイゼイ言っている
本当にごめんなさい
心で謝りつつもわたしは、雫に本題を切り出す
「ねぇ雫」
「どうしました?」
「放課後友夜に告白しなさい」
「はい……………………ええええええーーー!!!」
「そんなにびっくりしないでいいじゃない」
「で、でもわたくしまだ心の準備が…」
「もう仕方無いじゃない屋上に呼び出してしまった訳だし……」
「分かりました。放課後までに覚悟を決めます」
「ごめんねいきなり」
「いいですよ!わたくしのため?なんですよね」
何でこの娘はたまに察しがいいんだろ?
「ええそうよだから頑張ってね」
しばらくしてクラスメイト全員が揃ったみたいだ

「えーっとこれから自己紹介を始める」
クラスメイトが揃った1分後頑固親父先生がやって来て、そう宣言した
そして黒板に『新堂 貫徹』とかいて
「えー先生は黒板にも書いたが新堂 貫徹しんどう かんてつという」
そして黒板眉一つ動かさず
「イナズマイレブンゴーの神藤タクトと読んでくれても構わん」
なんて言い出した教室騒然
それからのことで分かったのだが、新堂先生は自称重度のオタクなのだとか
以外過ぎてクラス全体が笑いに包まれたでも疑問に思ったからこれは聞いておこう
か「先生、普通オタクって隠したいと思う気がしますけど、何で打ち明けたのて和すか?」
鋭いあぁと言い
「それは、先生がこんな見た目だからだ」
全員ポカーン
「嫌な先生もうまく笑えないからな前はオタクを隠して失敗したからな……トホホ」
うんお気の毒様ってかしかめっ面のままそんなこと言うのは、破壊力抜群なんですが……
ほら雫を見てよただでさえ笑いの沸点低いんだからお腹押さえてピクピクしてんじゃないの
その後の自己紹介は印象がほとんどなかった
まぁ絵に書いたようなお嬢様がいたのには、びっくりしたしかも図々しい
なんせ
「わたくしは、高阪コーポレーション社長令嬢高阪万里ですわ、錦雫 村上綾香どちらが優秀か天と地の差をお教えして差し上げますわオーホホホホ」
うん男子以上にウザいルックスはいいのに凄い残念な娘ね
このあとクラス役員を決めた
まぁ私がほぼ強制的に委員長になったのだが……
まぁ何とか放課後になった。
ここからが勝負だ

それから10分後、私は雫を連れて屋上に来ていた。
ただひとつ心配なことがあるんだけど……
当たってみようか
ガチャ
「こんにちは」
「サボらなかったのね」
「ああ、オレのことを知ってるんだ。何かあんだろう?」
「ええあるわよ……雫がね」
すると友夜は何か懐かしいものを眺めるような目で雫を見ていた
すると雫は意を決して私の前に出ると
「友夜さん、わたくしと“付き合って”下さい」
と必死になっていった。雫は告白される事があってもする事がないだから即オッケーかと思ったら
何か考えてからこう言った
「いいけど病院いくはめになるよ?」
???
「え!?“付き合う”と病院に行くんですか?」
「うん!“突き合うとね」
イヤイヤイヤなんでこうなったの?
雫はわなわな震えて泣きそうだし友夜はキョトンとしてるし私は呆れるばかりカオスじゃない
「ちょっと待って話噛み合ってないんだけど!」
ハァまだわかってないのね
「友夜も友夜でわかってないのね……」
助け舟でも出してあげますか
「ねぇ雫は、友夜とどうなりたいの?」
「わたくしは、友夜さんと男女交際がしたいです」
うん芯がぶれてなくて良かった
「で、友夜はどうすると思った?」
「クロスカウンター」
「「???」」
え?何?新手のゲームかしら?
「クロスカウンターってのはお互いに殴りあって倒れなかった方が勝ちってゲーム」
「友夜さんはそんな恐ろしいことをしてらっしゃってたのですか?」
「オレの昔をしってんなら納得もすると思ったけどなぁ」
「いや!知らないから!」
何か某すれ違いコントになったけど……
コホン
「で、あんたは雫と付き合うの?」
これで決まったでしょう
まぁ、無理でも奥の手・・・があるし
そして帰って来た答えが
「断る」





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おはようございます
こんにちは
こんばんは

作者でーす
とりあえずお知らせを一点だけ
この作品は、週一をめどに書いています
ご了承下さい
それとコメントの方をバンバン書いてください
罵声でも応援でも構いません
お願いします

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コメント

  • -弧+妻

    そして帰ってきた答えが、
    「断る」
    ――。
    って形にしないと文法ガン無視になりますよ。
    1文の間にセリフが入るなら、「」前の句読点必須ですし、ちゃんと文を終わらせなきゃダメ。
    文が変わった後は、1文字分空けないとダメですよ。小説書く上での基本なので、しっかり把握しておいて下さいね(^^)

    0
  • -弧+妻

    男子以上にウザい、ルックスはいいのに残念な娘ね。ではなくて?あと、句点抜けすぎじゃないですか?

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