最強の種族が人間だった件 ~ エルフ嫁と始める異世界スローライフ ~
可愛い配下を強化しよう
結論から言うと、本日の戦果は上々であった。
元々、エルフ族は森の中で暮らしていたこともあり、狩りの腕に秀でた種族であったらしい。
リアの頑張りもあって俺たちは、ホロホロ鳥の他に食料となる野草・キノコ・果物も入手することができた。
家に戻った俺は、洞窟の前に火をくべてホロホロ鳥を焼くことにした。
「……うん。これは美味いな!」
外はパリっと中はジューシー!
味付けは塩のみの素朴なものだが、それが逆に素材の味を引き立てているような気がする。
「主さまにそう言って頂けて何よりです。食料はまだまだ沢山ございますので、どんどん召し上げって下さい」
「ありがとう。リア」
朝から美少女エルフの手料理を味わえるとは感激である。
俺はリアに勧められるがままに次々とホロホロ鳥を平らげていく。
「ところでリア。疑問に思っていたことがあるんだけど。どうして俺は、元の世界では魔法を使えなかったんだろう? 俺のいた地球っていう世界では、人間なんて70億人近くいたんだが……魔法を使っているやつは見たことがなかったなー」
「……たしかに不思議な話ですね。魔力とは全ての生命が持っている原初の力。魔力が存在しないということは考えらませんから」
リアは暫く「うーん」と頭を唸らせて。
「これは仮説に過ぎないのですが、おそらく主さまのいた地球という世界では、星そのものが暗黒物質(ダークマター)で構成されていたのではないでしょうか?」
「……暗黒物質(ダークマター)?」
「はい。暗黒物質(ダークマター)には、周囲の魔力を吸収して無効化する効果があります。私たちの世界でもごくごく少量ですが採取されることがあるのです」
「なるほど」
そういう事情があるのならば、地球上の生物が魔法を使えないことにも頷ける。
もっとも……今となっては確かめようのない話なんだろうけどな。
~~~~~~~~~~
「ふぅ……。食った食ったぁ……」
食事が終わった後は休憩の時間である。
俺はベッドの上で横になり食後の余韻に浸っていた。
いや。流石にちょっと食べ過ぎたか。
横になってたらトイレに行きたくなってきたな。
「よし。ライム。一緒に散歩にいこうか」
「キュー!」
俺がライムと一緒に散歩にいくのは、トイレの目的も兼ねている。
人族の排泄物を放置していくと、森の生態系が破壊されてしまうらしいからな。
便器代りに使ってしまって申し訳ないが、排泄物の処理は全てライムに任せることにしている。
「お待ちください!」
外に出ようとする俺をリアが呼び止める。
「無礼を承知でお尋ねします。これからトイレに行くのでしょうか?」
「ああ。そうだけど……」
なにこれ? 何の罰ゲーム?
エルフの美少女にトイレに行くことを報告するとか恥ずかし過ぎるんですけど。
「折り入って相談させていただきたいことがあるのですが……。よろしければ……私に主さまの排泄物を食べさせては頂けないでしょうか?」
「……はい?」
「ライムだけではなく……私のことも便器のように扱って欲しいのです」
この子は一体何を言っているのだろうか?
まさかリアのような美少女の口から、こんな変態発言が飛び出すとは思わなかった。
「今日のことで痛感しました。私は主さまの配下として力不足の身……。主さまから排泄物を頂くことで力をつけたいのです」
「…………」
そっちね! そっちの意味ね!
いやー、ビックリした。
あやうくリアが特殊な性癖の持ち主だと勘違いするところだったぞ。
「悪いが、それは出来ないかな」
「そ、それは私のような至らない家臣に食べさせる排泄物はないという意味でしょうか?」
おいおい。
世界が終わるわけじゃないんだから……そんな顔するなって。
「違う! そうじゃなくてっ! 単純に女の子に自分の排泄物を食べさせるのが抵抗があるんだよ」
「……なるほど。そういうことでしたか」
リアは心底安堵したかのような様子であった。
「……主さまの気持ちは理解したした。そこで提案なのですが、排泄物が難しいということでしたら昨日のように唾液を頂けないでしょうか?
魔力の保有量では排泄物に劣るかもしれませんが……。足りない分は量で補うことが出来ればライムの成長スピードにも追いつけると思います」
「分かった。それなら問題ないよ」
排泄物はアブノーマルだが、唾液交換ならノーマルの範疇だろう。
恋人同士なら誰でも行うものだしな。
照れ臭い気持ちはあるが、事情が事情なだけに悠長なことは言ってられない。
「唾液はコップの中に出しておけばいいかな?」
「いえ。その……出来れば主さまの口から頂けると助かるのですが……」
「直接!?」
「はい。そちらの方が魔力の摂取効率が格段に向上するはずです。もちろん無理にとは言いません。考え方によっては私の発言は……主さまに口付けを強要しているようにも受け取れますから」
まさか……まさかまさか!
こんなに可愛い女の子とキスできるチャンスが巡ってくるとは思わなかった!
「リアが嫌じゃないなら全然オッケーだよ」
「……本当ですか!?」
快諾すると、リアはパァッと花が咲いたような笑みを浮かべる。
か、勘違いしないでよねっ!?
リアは魔力を摂取してパワーアップをしたいだけで、俺はその期待に応えているだなんだからねっ!?
それ以上の意味はない。それ以上の意味はないのである。
「それでは……失礼します……」
俺の隣に腰を下ろしたリアは、そっと顔を近づけてくる。
し、信じられない。
俺は今からこんなに可愛い女の子とキスをしてしまうのか……!?
動揺するのも束の間、リアは一切の躊躇なく唇を重ねてきた。
キスと言っても海外ドラマで家族同士がするフレンチなものとは訳が違う。
唾液の交換を目的とした濃厚なやつである。
「はぁ……。んちゅっ……ちゅっ……」
それにしても流石にこれは積極的過ぎないか!?
リアは俺の口の中に舌を入れると、ズルズルと啜るように唾液を求める。
「……はむっ。ちゅるるるっ」
こんな激しいキスは見たことがないぞ!?
舌がまるで別の生き物のように口の中を貪っている。
前歯に、奥歯に、舌に、歯茎に、喉に……。
放っておくと口の中の全ての場所を舐めまわされてしまいそうである。
「凄いっ……! 主さまの……美味しいですっ……! どんどん……どんどん……力が溢れてきます……」
もしかしたら人族の唾液には、媚薬のような効果があるのだろうか。
先ほどからリアの表情がどうにもおかしい。
顔は紅潮し、目は大きく開かれて白目に近い状態になっている。
表情はだらしなく緩み、普段のような凛とした雰囲気は何処にもなかった。
ええい!
こうなったらもうどうにでもなれ!
覚悟を決めた俺は、なすがままにリアの舌を受け入れるのであった。
元々、エルフ族は森の中で暮らしていたこともあり、狩りの腕に秀でた種族であったらしい。
リアの頑張りもあって俺たちは、ホロホロ鳥の他に食料となる野草・キノコ・果物も入手することができた。
家に戻った俺は、洞窟の前に火をくべてホロホロ鳥を焼くことにした。
「……うん。これは美味いな!」
外はパリっと中はジューシー!
味付けは塩のみの素朴なものだが、それが逆に素材の味を引き立てているような気がする。
「主さまにそう言って頂けて何よりです。食料はまだまだ沢山ございますので、どんどん召し上げって下さい」
「ありがとう。リア」
朝から美少女エルフの手料理を味わえるとは感激である。
俺はリアに勧められるがままに次々とホロホロ鳥を平らげていく。
「ところでリア。疑問に思っていたことがあるんだけど。どうして俺は、元の世界では魔法を使えなかったんだろう? 俺のいた地球っていう世界では、人間なんて70億人近くいたんだが……魔法を使っているやつは見たことがなかったなー」
「……たしかに不思議な話ですね。魔力とは全ての生命が持っている原初の力。魔力が存在しないということは考えらませんから」
リアは暫く「うーん」と頭を唸らせて。
「これは仮説に過ぎないのですが、おそらく主さまのいた地球という世界では、星そのものが暗黒物質(ダークマター)で構成されていたのではないでしょうか?」
「……暗黒物質(ダークマター)?」
「はい。暗黒物質(ダークマター)には、周囲の魔力を吸収して無効化する効果があります。私たちの世界でもごくごく少量ですが採取されることがあるのです」
「なるほど」
そういう事情があるのならば、地球上の生物が魔法を使えないことにも頷ける。
もっとも……今となっては確かめようのない話なんだろうけどな。
~~~~~~~~~~
「ふぅ……。食った食ったぁ……」
食事が終わった後は休憩の時間である。
俺はベッドの上で横になり食後の余韻に浸っていた。
いや。流石にちょっと食べ過ぎたか。
横になってたらトイレに行きたくなってきたな。
「よし。ライム。一緒に散歩にいこうか」
「キュー!」
俺がライムと一緒に散歩にいくのは、トイレの目的も兼ねている。
人族の排泄物を放置していくと、森の生態系が破壊されてしまうらしいからな。
便器代りに使ってしまって申し訳ないが、排泄物の処理は全てライムに任せることにしている。
「お待ちください!」
外に出ようとする俺をリアが呼び止める。
「無礼を承知でお尋ねします。これからトイレに行くのでしょうか?」
「ああ。そうだけど……」
なにこれ? 何の罰ゲーム?
エルフの美少女にトイレに行くことを報告するとか恥ずかし過ぎるんですけど。
「折り入って相談させていただきたいことがあるのですが……。よろしければ……私に主さまの排泄物を食べさせては頂けないでしょうか?」
「……はい?」
「ライムだけではなく……私のことも便器のように扱って欲しいのです」
この子は一体何を言っているのだろうか?
まさかリアのような美少女の口から、こんな変態発言が飛び出すとは思わなかった。
「今日のことで痛感しました。私は主さまの配下として力不足の身……。主さまから排泄物を頂くことで力をつけたいのです」
「…………」
そっちね! そっちの意味ね!
いやー、ビックリした。
あやうくリアが特殊な性癖の持ち主だと勘違いするところだったぞ。
「悪いが、それは出来ないかな」
「そ、それは私のような至らない家臣に食べさせる排泄物はないという意味でしょうか?」
おいおい。
世界が終わるわけじゃないんだから……そんな顔するなって。
「違う! そうじゃなくてっ! 単純に女の子に自分の排泄物を食べさせるのが抵抗があるんだよ」
「……なるほど。そういうことでしたか」
リアは心底安堵したかのような様子であった。
「……主さまの気持ちは理解したした。そこで提案なのですが、排泄物が難しいということでしたら昨日のように唾液を頂けないでしょうか?
魔力の保有量では排泄物に劣るかもしれませんが……。足りない分は量で補うことが出来ればライムの成長スピードにも追いつけると思います」
「分かった。それなら問題ないよ」
排泄物はアブノーマルだが、唾液交換ならノーマルの範疇だろう。
恋人同士なら誰でも行うものだしな。
照れ臭い気持ちはあるが、事情が事情なだけに悠長なことは言ってられない。
「唾液はコップの中に出しておけばいいかな?」
「いえ。その……出来れば主さまの口から頂けると助かるのですが……」
「直接!?」
「はい。そちらの方が魔力の摂取効率が格段に向上するはずです。もちろん無理にとは言いません。考え方によっては私の発言は……主さまに口付けを強要しているようにも受け取れますから」
まさか……まさかまさか!
こんなに可愛い女の子とキスできるチャンスが巡ってくるとは思わなかった!
「リアが嫌じゃないなら全然オッケーだよ」
「……本当ですか!?」
快諾すると、リアはパァッと花が咲いたような笑みを浮かべる。
か、勘違いしないでよねっ!?
リアは魔力を摂取してパワーアップをしたいだけで、俺はその期待に応えているだなんだからねっ!?
それ以上の意味はない。それ以上の意味はないのである。
「それでは……失礼します……」
俺の隣に腰を下ろしたリアは、そっと顔を近づけてくる。
し、信じられない。
俺は今からこんなに可愛い女の子とキスをしてしまうのか……!?
動揺するのも束の間、リアは一切の躊躇なく唇を重ねてきた。
キスと言っても海外ドラマで家族同士がするフレンチなものとは訳が違う。
唾液の交換を目的とした濃厚なやつである。
「はぁ……。んちゅっ……ちゅっ……」
それにしても流石にこれは積極的過ぎないか!?
リアは俺の口の中に舌を入れると、ズルズルと啜るように唾液を求める。
「……はむっ。ちゅるるるっ」
こんな激しいキスは見たことがないぞ!?
舌がまるで別の生き物のように口の中を貪っている。
前歯に、奥歯に、舌に、歯茎に、喉に……。
放っておくと口の中の全ての場所を舐めまわされてしまいそうである。
「凄いっ……! 主さまの……美味しいですっ……! どんどん……どんどん……力が溢れてきます……」
もしかしたら人族の唾液には、媚薬のような効果があるのだろうか。
先ほどからリアの表情がどうにもおかしい。
顔は紅潮し、目は大きく開かれて白目に近い状態になっている。
表情はだらしなく緩み、普段のような凛とした雰囲気は何処にもなかった。
ええい!
こうなったらもうどうにでもなれ!
覚悟を決めた俺は、なすがままにリアの舌を受け入れるのであった。
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マッキーマン
リアならぬリア充ってか、とりあえず爆破な