~魂~ IN OUR SELF

うみかぜ

第24話 リージャードさん

「なんだお前は?随分とボロボロじゃねぇか。」

(シュン! シュン! シュン!ドン!!)
『がハッ.........。何ぃ.........。』
リョウはななめ、ななめに移動をするように、あっという間にハンバスのしもべを片付けていく。


リョウは同じ宇宙船に乗っていたやつと
共闘を始めた。そして、今の一瞬で決着がついた。リョウが全てのハンバスのしもべを倒したのだ。
闘いが終わった戦士達は集まった。


「君は……」  
「あなたは!」
リージャードとリョウの目があった。

「知り合いなの?リョウ?」
とガールナー。

『リージャードさん! 』『誰だっけ?』

(ドテッ!)

「そちらのおじさんわかってないじゃない!!」
ガールナーが倒れたのは一時的な疲れだったらしくすぐに回復した。(いや、違うかも。)
「あ! 俺が名前言うの忘れてたんだ!」


(ズコー…)
「お前が原因かーい。」

その通り、リョウはあの宇宙船でリージャードと話した時自己紹介をしていなかった。

「あの、先程は毛布をありがとうございました! 俺は星谷ホシヤリョウといいます! 」
「そうか、君、リョウというのか。それよりだ! リョウ、さっきの攻撃はとても常人にはできないことだが鍛えているのかい?」
「いえ!全くもって!」
「そ、それは嘘だー!」
「いや、本当です。」
「えー? じゃあ、もうちょっとこっちきてくれ。」
そういい。集いから少し離れ、リージャードとリョウは、こそこそ話始めた。

『なんですか。』
『リョウさ、本当に何もしてない?』
すると、リョウは考え込み、
『実は一つだけ心当たりがありまして、』
『何だ?』
『俺の中にあるルーズってやつをいじられたらしんですよ。』
ルーズ!?リョウはそれで暴走しなかったのか!?問答無用で生物を殺したりとか。』
『そこまではならなかったですが、少し力が増して言葉使いが悪くなったぐらいですかね?』
『なんと! それはすごい! 実は私武道家なのだ。是非私の元で修行せんか?』
『えー! 俺もうあいつ倒したんで帰りたいです…』
『そんなこと言わないで頼む!この宇宙を救うと思ってさ!! お願いよ!』
リージャードの推し方はかなり強引だった。リョウは少々考えた。
『まあ、確かに戻ったところで俺のこと覚えている人は誰もいないようですし、そこまで言うなら……。いっちょ宇宙救っちゃいますか!』
『ありがとう!後の話は私の宇宙船で話そう! それと手伝って欲しいことがもう一つあるんだが……頼めるかね?』
『分かりました!』

そう答えてしまったリョウだが一体何をするのだろうか。

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