俺のヒロインに無理矢理、異世界に転移させられた

成瀬 俊

新しい仲間

俺らもここから立ち去ろうとすると、奴隷を売っていた男に後ろから話しかけられた。

「この度は、助けていただきありがとうございます」

「いえいえこういう仕事をしているので」

「あなたたちは、旅人だとお見受けします。もしよければ売れ残りの奴隷をお譲りしましょう」

俺は断ろうとしたがリナが引っ張ってきて、

「奴隷の子だったら助けてあげてくれない」

「わかった」

俺はリナに言われて譲ってもらうことにした。

「それでは何人か譲ってもらってもいいですか」

「えぇもちろん。今は一人しかいないのですが、とりあえず呼びますので。」

「エミリーこっちにきなさい!!」

そうすると、一人の女の子が歩いてきた。耳族の子が出てきた。
リナと違い髪は、白髪で狐のような耳と尻尾が生えていた。そして美少女だった。
耳族ってみんな美少女なんじゃねと俺は思った。

「エミリーと申します。これから一生懸命働くので捨てないでください」

「俺は浅井俊二。こっちはリナこれからよろしくな」

「とりあえず今日の宿を探そっか」

そう言い、俺に一人新しい仲間が一人増えた。

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