チートなはぐれ魔王の規格外な学園生活

金田拓也

25襲撃2

サオリ「あら?ルーファス。来てたの?」
ルーファス「あぁ。私も君と同様、彼に用があってね。」
最悪だ。こいつがここにいるなんて想定外すぎる。何はどうあれこれで
シュウ「3対2か。エリカ、ベル逃げろ!俺が時間を稼ぐ。」
それにルーファスは微笑み
ルーファス「構いませんよ。逃げても」
サオリ「そうそう。私が用があるのはマオ君だけだから。」
とは、言ったものの。こいつが簡単に逃してくれる訳がない。どうしたものか。
そう思った時だった。ルーファスの右手がゆっくりと地面に落ちた。
ルーファス「おや?」
その無くなった腕を不思議そうに見ると
校長「全く。私がこれ以上、生徒達に手を出すのを許容するとでも?」
それにルーファスは、ふふふと笑い出すと
ルーファス「まさかあなたがかの有名な英雄王だったとは!申し遅れました。私は、ルーファスです。」
そうルーファスが名乗った時だった。ルーファスの右手が生えていた。
シュウ「再生?だとしても早すぎる。」
ルーファス「今のあなたには魅力を感じません。なのであの時のあなたに戻ってもらいます。」
そう言ってルーファスは、シュウの後ろにいるエリカに視線を移動させる。
それに気づいたシュウは息を吸い
シュウ「逃げろぉ!」
その瞬間のことだった。校長がルーファスに斬りかかり、サオリはシュウへの距離を詰めた。それは刹那のことでとても早い時の流れにルーファスだけが取り残され、動かずこちらを見て笑っていた。そして、その唇が動き
ルーファス「残念ながらもう手遅れです。」

エリカは口で肩で息をしながらシュウ達から離れていた。
ベル「ついて来て」
ベルがそう言って一歩前に出る。
そのベルについていきながら悔しい思いをする。
本来。勇者ならあの場に参戦して、戦いたい。なのにその力が足りず、自分にできることは足手まといにならないように離れることぐらいだ。
ー私は弱いー
つくづくそう実感する。何も出来ない。

ベルの案内で外に出たその時だった。
外には角の生えた男と女がいた。
雰囲気で分かる。かなり強い。
でも、ベルと二人掛かりなら。そう思い、聖剣を構えた時だった。
エリカ「え?」
という声が先に出た。
聖剣を横にいたベルに取られたのだ。意味が分からずそちらを見ているとベルはこちらを睨み
ベル「これもマオーのため」
そこでエリカの意識は途切れた。


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