チートなはぐれ魔王の規格外な学園生活

金田拓也

23友達

エリカ「あ、あなたがどうしてここに?」
エリカは、そう言ってその現れた人物を見つめ、
エリカ「サオリなの?」
エリカは信じられないと言うように友達の名前を口に出した。
それもそうであろう。現れたのは紛れもなくサオリだ。しかし、雰囲気が明らかに違う。
サオリ「エリカぁ。久しぶり。私は元気だよー。」
そう言ってニコニコと何事もないかのように話をする。
サオリ「でもー」
そこで背筋がゾクゾクするような感覚に陥る。
シュウと校長は前に出る。相手が危険であると判断して。
サオリ「そんなに幸せそうでずるいなぁ。マオ君と仲良くしてて気にくわないなぁ。嫌だなぁ。許せないなぁ。こんなにエリカのことも大好きなのに..大っ嫌いで…憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて
それでも大好きだよエリカ」
そう言って手を伸ばし、エリカを愛おしそうに見つめる。
シュウ「エリカ。今のあいつは異常だ。離れるぞ。」
そう言ってシュウがエリカの方を一瞥し、視線を戻した時だった。
シュウの胸の中にサオリが飛び込んできて、すぽっと収まった。
サオリ「あぁマオ君だ。マオ君の匂いだ。マオ君がいる。やっと会えた。やっと」
油断していなかったそう言えば嘘になるが、こうも簡単に接近されるほど落ちぶれたつもりはなかった。
だから、シュウの中である考えが思い浮かび、体が動きを止めた。
サオリは、顔を上げ、上目遣いでこちらを見るとシュウの両頬を触り、下に向ける。そして、自分の唇を近づけてきた。
本来ならば、攻撃をするべきなのだが、顔見知りであり、エリカの友人であることを考え、攻撃が出来ずにいた。
唇と唇が触れ合う瞬間。横から伸びてきた剣がサオリめがけて振るわれた。
振り上げられた剣をサオリはその場で地面を蹴り、後ろに後転した。宙を舞う姿は美しく、自然と目が奪われてしまった。
サオリは楽しげに顔を歪めると
サオリ「エリカぁ。ダメじゃない。邪魔しちゃあ。」
そんな声が近くで聞こえる。気づけばエリカの目の前におり、エリカの顎を人差し指でくいっと上げる。
サオリ「悪い子にはお仕置きね」
そう言って、空いてる手でエリカにデコピンを食らわせる。エリカは後方に吹き飛ぶ。
そこで疑惑が確信えと変わる。人間にこんなスピードも、パワーも出せない。つまり、サオリはもうすでに…
シュウ「魔族になったのか?」
サオリ「そうだよ。マオ君と一緒!仲良くしようね」
そう言って楽しげに微笑んだ。


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