名探偵の推理日記〜雪女の殺人〜
第6話『事件解決』
「あなたの言う事は全て当たってる。でも私は悪くない!!だってあいつは私から彼を奪おうとしてたんだから!!」
「えっ!!ど、どういうことですか?」
戸惑いながら小林刑事は雨宮さんにそう言った。
「私が駅前のデパートに買い物に行った時、彼があいつとアクセサリーショップにいたのをたまたま見てしまったの。彼とっても楽しそうだった……。だから私から彼を奪おうとしていたあいつを殺してやったのよ。」
「そんなつもりはなかったんですよ。」
俺は無意識のうちにそう言っていた。みんなは俺の方を不思議そうな顔をして見つめていた。
「あなたの彼氏さんはあなたへのプレゼントを選ぶのを大野さんに手伝ってもらっていたんです。」
雨宮さんは一瞬驚きの表情を見せた。
「これを見てください。」
そう言って俺は雨宮さんにメッセージアプリのスクショを見せた。
「小林刑事に頼んで大野さんのスマホの中を見れるようにしてもらったんです。」
メッセージアプリでは、大野さんと雨宮さんの彼氏とおもわれる男性が会話をしている様子が読み取れた。会話の内容は男性が彼女の好みが分からず大野さんにプレゼント選びを手伝って欲しいというものだった。
「そ、そんな……。」
雨宮さんは目に涙を浮かべ、両手に顔をうずくめた。
雪は静かに降り続いていた。傷ついた人間の心を癒すかのように。
「えっ!!ど、どういうことですか?」
戸惑いながら小林刑事は雨宮さんにそう言った。
「私が駅前のデパートに買い物に行った時、彼があいつとアクセサリーショップにいたのをたまたま見てしまったの。彼とっても楽しそうだった……。だから私から彼を奪おうとしていたあいつを殺してやったのよ。」
「そんなつもりはなかったんですよ。」
俺は無意識のうちにそう言っていた。みんなは俺の方を不思議そうな顔をして見つめていた。
「あなたの彼氏さんはあなたへのプレゼントを選ぶのを大野さんに手伝ってもらっていたんです。」
雨宮さんは一瞬驚きの表情を見せた。
「これを見てください。」
そう言って俺は雨宮さんにメッセージアプリのスクショを見せた。
「小林刑事に頼んで大野さんのスマホの中を見れるようにしてもらったんです。」
メッセージアプリでは、大野さんと雨宮さんの彼氏とおもわれる男性が会話をしている様子が読み取れた。会話の内容は男性が彼女の好みが分からず大野さんにプレゼント選びを手伝って欲しいというものだった。
「そ、そんな……。」
雨宮さんは目に涙を浮かべ、両手に顔をうずくめた。
雪は静かに降り続いていた。傷ついた人間の心を癒すかのように。
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