名探偵の推理日記〜雪女の殺人〜
第2話『雪女への疑い』
「一通り話は聞きましたけど、小林刑事の言うことは間違いないみたいですね。」
俺は小林刑事の悔しそうな顔を想像しながら言った。
「そりゃそうに決まってますよ。私は優秀な刑事ですから!!」
小林刑事は自慢げにそう言った。
予想していた返答とは違う返答が返ってきて少し悔しそうな表情の俺を見て亜美が言った。
「小林刑事は素直なのね。」
俺は気にしていないような感じを装い話を続けた。
「それと一つ気になった事があったんですけど、被害者の友人三人のうちの秋本さんがこんな事を言っていたんです。」
亜美と小林刑事は興味ありげに身を乗り出した。
「実は、この辺りでは昔から雪女が出るという伝説があったそうで、今回の殺人は雪女の仕業なんじゃないかと言うのです。」
「そんな事あるわけないじゃないですか。」
小林刑事は馬鹿にしたように言った。
「小林刑事は現場をよく見ましたか?」
俺は小林刑事に問いかけた。
「はい、見ましたけど……。」
小林刑事はきょとんとした顔で俺にそう言った。
「じゃあ、被害者が残したダイイングメッセージには気づきましたか?」
「何のことですか?」
小林刑事はさらに訳の分からないような顔をして聞き返した。
俺は小林刑事の悔しそうな顔を想像しながら言った。
「そりゃそうに決まってますよ。私は優秀な刑事ですから!!」
小林刑事は自慢げにそう言った。
予想していた返答とは違う返答が返ってきて少し悔しそうな表情の俺を見て亜美が言った。
「小林刑事は素直なのね。」
俺は気にしていないような感じを装い話を続けた。
「それと一つ気になった事があったんですけど、被害者の友人三人のうちの秋本さんがこんな事を言っていたんです。」
亜美と小林刑事は興味ありげに身を乗り出した。
「実は、この辺りでは昔から雪女が出るという伝説があったそうで、今回の殺人は雪女の仕業なんじゃないかと言うのです。」
「そんな事あるわけないじゃないですか。」
小林刑事は馬鹿にしたように言った。
「小林刑事は現場をよく見ましたか?」
俺は小林刑事に問いかけた。
「はい、見ましたけど……。」
小林刑事はきょとんとした顔で俺にそう言った。
「じゃあ、被害者が残したダイイングメッセージには気づきましたか?」
「何のことですか?」
小林刑事はさらに訳の分からないような顔をして聞き返した。
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