ビアンカ嬢の波瀾万丈異世界生活っ!!
久し振りの長兄上様(2)
「お嬢様、準備が整いました。それでは、"集いの間"へ行きましょう。」
集いの間といのは、簡単に言うと食堂のことです。主に家族だけが使用できる場となっています。例えば、お客様がくる時に使用される"菖蒲の間"、エステなどの美容系の数々が揃っている"椿の間"などがあり、よく使われている。
不思議なことに異世界にも椿や菖蒲があるのだ。日本人が好きな桜や梅は母上様の祖国、キースマルトン帝国に咲いているらしい。菖蒲や椿などの和花はキースマルトン帝国の花だ。帝国に異世界人がいたのだろう。だって、団子やお汁粉はあるし、主食が米、味噌や醤油もあるし、極め付けには、普段着が着物なんだもの。明らかに元日本人がいたとわかるわよね。
まぁ、そう言うことで我が家は母上様に合わせて父上様が部屋を作ったみたいで菖蒲の間や椿の間と母上様が名づけられた。私も普段は着物で生活しているのです。しかし、この国はドレスが主流なので夕食時や接待時などはドレスにしています。
マナーがそれぞれ違うので大変なのです。長兄上様がお待ちしていますから急がねば。
「ええ、それでは参りましょうか。長兄上様は髪飾りに気づいてくださるかしら?」
少し不安です。
「お嬢様、きっと気づいてくだいますよ。」
約半年ぶりかしら?実の兄に会うというのに緊張するなんてなんか変な感じ…
私が集いの間に着く頃には、父上様以外の家族が揃っておりました。父上様は仕事のため王宮にいらっしゃるそうです。
「あぁ、ビアンカ、久し振りだね。半年前より大きくなったんじゃないか?」
長兄上様はの名前は、リカルドと言います。15歳です。母上様と同じ濃いキラキラした金髪に父上様と同じアメジスト色の綺麗な紫紺の瞳。顔は母上に似て中性的な顔立、しかし鍛えているのか逞しい身体をしている。このギャップにハマる令嬢達は多いだろう。モテてそうだ。
「お久し振りにございます、長兄上様。お仕事お疲れ様です。」
「あぁ、父上も仕事が終わり次第お帰りになるそうだよ。今頃早く帰りたくて頑張ってるだろうから、帰ってきたら労おうね。」
父上様が労って欲しいのは、私以外の家族ですわよ、長兄上様。はぁ、空気が悪くなるのであまりお会いしたくないのですが。
「父上、早く帰ってこないかな〜。俺、剣術上手になったんだよっ!」
「ふん、まだ私に勝てないじゃないか。騎士になりたいのなら私には勝てないと。」
「なっ!なんだよっ!ハロルド兄上の意地悪っ!」
「っっ!意地悪などしていない!本当の事を言ったまでだっ!」
ギャーギャー騒いでいるトールとハロルド。全く、まだまだ子供だなとぼーと見ている、私。
仲良い兄弟ですわね〜。
「こらこら。喧嘩しないで。トール、父上には敵わないが私もそこそこ強いんだぞ。後で少し見てやろう。」
「本当ですか!?兄上!やった〜!」
大喜びのトールの隣で、ハロルドは僕だって兄上と話したいこといっぱいあったのにとブツブツ呟いている。
リカルド兄上様は男にもモテモテですね(笑)
「もちろん、そのあとはハロルドの話を聞こうな。」
「はいっ!兄上っ!」
流石、長兄上様です。ハロルドの呟きも聞いていたなんて。ハロルドなんて頬が蒸気して真っ赤になっているのも気付かず目をキラキラさせて喜んでいる。良かったわね〜。なんだか、年寄り臭いかしら(笑)
「ビアンカは何かないのか?」
「私は、長兄上様と…「今帰った。もう食べているのか。リカルド、久し振りの家だ。ゆっくりとするがいい。」
父上様がお帰りになりました。タイミングが悪すぎます(涙)
それからは家族でご飯を食べ終え、それぞれ自室に戻られました。まぁ、私は身体が弱いので、長兄上様とお話しぐらいしかできませんもの。お願い事なんて別にいらないわ。
集いの間といのは、簡単に言うと食堂のことです。主に家族だけが使用できる場となっています。例えば、お客様がくる時に使用される"菖蒲の間"、エステなどの美容系の数々が揃っている"椿の間"などがあり、よく使われている。
不思議なことに異世界にも椿や菖蒲があるのだ。日本人が好きな桜や梅は母上様の祖国、キースマルトン帝国に咲いているらしい。菖蒲や椿などの和花はキースマルトン帝国の花だ。帝国に異世界人がいたのだろう。だって、団子やお汁粉はあるし、主食が米、味噌や醤油もあるし、極め付けには、普段着が着物なんだもの。明らかに元日本人がいたとわかるわよね。
まぁ、そう言うことで我が家は母上様に合わせて父上様が部屋を作ったみたいで菖蒲の間や椿の間と母上様が名づけられた。私も普段は着物で生活しているのです。しかし、この国はドレスが主流なので夕食時や接待時などはドレスにしています。
マナーがそれぞれ違うので大変なのです。長兄上様がお待ちしていますから急がねば。
「ええ、それでは参りましょうか。長兄上様は髪飾りに気づいてくださるかしら?」
少し不安です。
「お嬢様、きっと気づいてくだいますよ。」
約半年ぶりかしら?実の兄に会うというのに緊張するなんてなんか変な感じ…
私が集いの間に着く頃には、父上様以外の家族が揃っておりました。父上様は仕事のため王宮にいらっしゃるそうです。
「あぁ、ビアンカ、久し振りだね。半年前より大きくなったんじゃないか?」
長兄上様はの名前は、リカルドと言います。15歳です。母上様と同じ濃いキラキラした金髪に父上様と同じアメジスト色の綺麗な紫紺の瞳。顔は母上に似て中性的な顔立、しかし鍛えているのか逞しい身体をしている。このギャップにハマる令嬢達は多いだろう。モテてそうだ。
「お久し振りにございます、長兄上様。お仕事お疲れ様です。」
「あぁ、父上も仕事が終わり次第お帰りになるそうだよ。今頃早く帰りたくて頑張ってるだろうから、帰ってきたら労おうね。」
父上様が労って欲しいのは、私以外の家族ですわよ、長兄上様。はぁ、空気が悪くなるのであまりお会いしたくないのですが。
「父上、早く帰ってこないかな〜。俺、剣術上手になったんだよっ!」
「ふん、まだ私に勝てないじゃないか。騎士になりたいのなら私には勝てないと。」
「なっ!なんだよっ!ハロルド兄上の意地悪っ!」
「っっ!意地悪などしていない!本当の事を言ったまでだっ!」
ギャーギャー騒いでいるトールとハロルド。全く、まだまだ子供だなとぼーと見ている、私。
仲良い兄弟ですわね〜。
「こらこら。喧嘩しないで。トール、父上には敵わないが私もそこそこ強いんだぞ。後で少し見てやろう。」
「本当ですか!?兄上!やった〜!」
大喜びのトールの隣で、ハロルドは僕だって兄上と話したいこといっぱいあったのにとブツブツ呟いている。
リカルド兄上様は男にもモテモテですね(笑)
「もちろん、そのあとはハロルドの話を聞こうな。」
「はいっ!兄上っ!」
流石、長兄上様です。ハロルドの呟きも聞いていたなんて。ハロルドなんて頬が蒸気して真っ赤になっているのも気付かず目をキラキラさせて喜んでいる。良かったわね〜。なんだか、年寄り臭いかしら(笑)
「ビアンカは何かないのか?」
「私は、長兄上様と…「今帰った。もう食べているのか。リカルド、久し振りの家だ。ゆっくりとするがいい。」
父上様がお帰りになりました。タイミングが悪すぎます(涙)
それからは家族でご飯を食べ終え、それぞれ自室に戻られました。まぁ、私は身体が弱いので、長兄上様とお話しぐらいしかできませんもの。お願い事なんて別にいらないわ。
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