輝く星々は手紙のように

雪原 英二

4-2話 己の死期

 「さっきの、明らかに雄介だったよな...流石にアレはヤバすぎた、色んな意味で」
「!?今の雄介だったの!?」
アホ...
「最初のが多分、芽衣か希望だろうな、ポンコツぶりからして芽衣だろうけど」
「ねぇ...のぞみんが本気出したらどうなると思う?」
「昔、花火大会した時アイツが自作した花火で雄介が死にかけたよな」
「あぁ、あの自動追尾拡散型花火ホーミング拡散弾騒動の時ね、後、トイレの次世代機造ったとか言ってはしゃいでた...」
「あぁ噴水厠ふんすいかわや騒動か...アレは酷かった、思い出したくもねぇ...」
他にも人をガチで駄目にする椅子全自動車椅子や、消えない消しゴムただのゴミなど数多くの物を開発している。
「ふふふっ」
突然笑い声が聴こえた、だが慶次や桜の笑い声ではなく、希望のでも無い。
「「ゴクリ...」」
2人は息を飲み
「来ると分かってれば問題ない...」
「どうせトリック...」
と、既にビビり全開で自己暗示をかける
だが、
墓石に青白い手がヒタっと出てくる、そしてゆっくりと顔を出す、否、顔は長い髪で覆われ見えず白い装束を着ている、身長も5人いずれとも合わない、だがこの里には5人以外居ない上に里には絶対出入り出来ない。
「マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ!」
「ハハッ私死んだわ」
死んだ目、乾いた笑いをこぼす桜
「......しぃ、さ...しぃ、寂しいのぉ!私と、私と来て!」
白装束は静かにだけど大きく、叫ぶ。
ビビった俺達は目を思っいっきり閉じる、
そして俺達は悟る今回の希望は今までとレベルが違う、と。
...
数十秒、目を閉じていた
「ね、ねぇ、慶次さん、目開けてる?」
「開けてない」
「じゃあ、いっせーのせ、で開けよ」
「分かった...」
「じゃあ行くよ...いっせーのせっ」
開くとそこにはもう何も居なかった
「「ふぅ...」」
だがよく見ると、さっき希望の本気の具現化が立っていた所の地面に赤黒い、血のような物が広がっているのを見て俺達は、
「キャァァァァァ!」
「ギャァァァァァ!」
叫び、失神した

 時は遡る事数分前。
慶次と桜が希望の変な開発品の話をしている頃。
芽衣は、
 「墓、か....」
私も1ヶ月後には墓に入ってるのか...
早いなぁ、時間が過ぎ去るのは...
もうちょびっとゆっくり気ままに進んでみても良いと思いますよ?たまには
そんな事を時たま思う。
なんで私だけ早生まれなんだよ...桜達はあと半年もあるのに...
昔は誕生日プレゼントが早く来て欲しくて誕生日が待ち遠しかったけど今じゃ真逆だなぁ
昔の事は鮮明に覚えてる
たかだかお菓子を取り合ったり、誰が誰を泣かせたとか、皆でした花火も楽しかったな。
昔の事は鮮明に覚えてる、でも最近思い出すと涙が出そうになる。でも死んでも涙は流さないと誓った、だって.....
「キャァァァァァ!」
「ギャァァァァァ!」
ちょっと離れた所から叫び声が聴こえてきた。
私はクスリと笑い
「希望がやりおったか」
だって、この時間と友と愛と別れるのが辛く、とても辛くなってしまうから。



 時は同刻
「はぁ、はぁ、」
汗が止まらない
「はぁ...」
息が、胸が苦しい
「はぁ...」
頭がぐわんぐわんする
「はぁ...」
発作だ...
「はぁ...」
慶次と桜の為の大事な役目があるっていうのに...
「はぁ...」
僕って奴は...
「はぁ...」
僕は、誕生日に死ねるのか?


















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