魔法とロボットの在る世界

風見 赤狼

一章【帰還】 #6戦闘訓練

「よし、じゃあ訓練を始めるぞ。IBに搭乗しろ。」

「わかった。」

 兎陽とグラステーナは、それぞれのIBの足を伝って胴部のコックピットに乗り込んだ。

「「スタートアップ・ザ・アイアンブレイン。」」

『『アイアンブレイン、個人認証完了。範囲内に熱源反応、戦闘モードを起動します。』』

 兎陽とグラステーナ、二人のIBが起動した。

『まずは移動から思い出すか?』

 グラステーナのIBから電子的な音が聞こえる。

『いや、大丈夫だ!』

 兎陽は言い終える前にレーベのスラスターを全力で吹かした。

『さすが、機動特化は速いな。』

『そこっ!』

 レーベが手に持つIB用の訓練剣を降る。

『まだまだ、もっとIB自体の柔軟性を活かせ。』

 グラステーナは、兎陽のよりやや長い訓練用の剣を、空気の抵抗が無いかのように振る。

『くっ!』

 兎陽は、咄嗟にスラスターを、逆向きに吹いて、緊急回避をする。
だが、グラステーナはIBに標準搭載されているフックショットで兎陽のIBの右腕の接続部に引っ掛け容易く追いつく。

『今のはジグザグに避ければ掛けられる可能性がかなり減ったぞ。』

 兎陽のIBに追いついたグラステーナは、首元に訓練用の剣を突きつけた。

『ダメだな。参った。』

『お前は人よりアドレナリンが出やすいから、咄嗟のことに対応しづらいと思うが、IBを生身と同じように動かせば今までの特訓から素早い動きにも対応出来るはずだ。』

 グラステーナは、訓練用の剣を首元からゆっくりと離した。
 そして、二人はIBから降りた。

「それくらいだとギリギリになるぞ。」

 兎陽はIBを使うのは1年振りで、まだ慣れていなかった。

「分かってる。そういえば、アイツらはまだここに居るのか?」

「ああ、居るぞ。」

 グラステーナは、少し難しい顔をして言った。

「あの双子はお前が来るのか、分かると狂乱すると思って黙っていたが・・・ま、お前はまだダメな感じがするし、護衛に付けておく。」

「助かる。」



はい。赤狼です。今これ書いてる時遅刻しかけているので、短くなりました、とくにこれ以上書くことないので次回『二人の姉妹』(仮)にて。

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