魔法とロボットの在る世界

風見 赤狼

一章【帰還】 #2賊

「お客さん。そろそろ行きますよ。」

「ん、ああ。よろしく頼む。」

  そう言い、兎陽とはるを乗せた馬車は動き始めた。

「お客さん、こんな時に戻るだなんて大変ですね。」

「ん?なんかあったのか?」

  兎陽は事情を知っていて故郷に戻るとなると、おかしいと思い知らないフリをした。

「知らないんですか?誰かが【禁忌の魔獣】の封印を解こうとして、もうすぐで解かれそうなこと。」

「そうだったのか!?」

  昔に色々なことにおいて訓練をしていた兎陽には、上手くフリを続けるのは容易い事だった。

「ええ、なんでも焔の戦姫ヴァル・レーヴァ様が再封印してくれるそうなので、安心していいらしいですよ?」

「そ、そうか。」

  焔の戦姫でもある兎陽からしたら、頼られるのはいいが、どこから焔の戦姫が再封印するなどというのが広まったのが気になった。

「ちょっとすみません。とまってもらえますか?」

「ん?分かりました。」

御者は、兎陽に言われたままに馬車を止めた。

「絶対にそこから離れないでくれ。賊がいる。」

「!それは本当ですか!?」

「おいおい、よく見つけれたな。俺たちは森の中なら今まで見つかったことがなかったのによぉ。」

 そう言いながら出てきたのはザが付くほどの山賊だった。

「だが、俺たちが得意なのは不意打ちだけじゃねぇぜ。俺たちに目を付けられた以上、持ってるもん全部置いてってもらおうか。」

「ああ、分かった。」

「なんだ、やけに素直だな。見つけるくらいだし攻撃してくるかと思ったが・・・まあ痛みつける手間が省けたしラッキーだな。」

「ソウデヤンスネ!」

  兎陽は、山賊が言いたいことを大体言ったと思ったら、メルを魔装状態で出した。

「おお!なかなか高くなりそうな剣じゃねぇかよ。」

「それじゃあ貰っていこうか。」

  山賊がメルに触れそうになった瞬間。

  バチッ!

「痛っ!!」

「すまんな。この剣お前のこと気に入らないみたいだ。」

  そう言い、兎陽はメルを横に払った。

「へっ?」

  粘土をカッターで切るよりも容易く山賊の身体は上半身と下半身に分かれた。

「ヒッ」

「ヤベェゾ!アニキガヤラレチマッタ」

「ニゲロニゲロ!」

  そう言い、リーダーが居なくなって統率が無くなった山賊達は、散り散りに逃げていった。

「戻るか。」

  兎陽は、馬車に戻って行った。



ネ タ ガ オ モ イ ツ カ ナ イ
というわけでかなりお久しぶりです。風宮です。今回は戻る途中に山賊に襲われて、撃退するといった感じです。
最近のことをば。少し前に弓道の大会があったんですが、ランクインは逃したのですが活動内ではトップでした。それだけですはい。んで、他にはOCの中身を一通り変えました。パソコンデフォートナ〇トデキルヨヤッタネ!てなことで、次回『グラステーナ』(仮)デュ〇ルスタンバイ!

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