プロローグ

  うちには超絶可愛くて頭も良くて運動もできて多く語らない(無口)な妹がいる。
  彼女の名は明野　沙耶、中学2年生。
  そして俺がその兄明野　賢磁。いわゆるシスコンだ。16だが高校には通っておらず2年前に父と母を亡くし今は俺が必死こいて稼いだお金で生活している。
  このことは沙耶は知らない。唯一の隠し事だ。
  隠している理由は勿論妹を心配させないためだ。今妹は身内のおじさんからお金をもらっていると思っている

  しかし今日俺達は死ぬことになった。
  事件は銀行(溜めていた)からお金を引き出しに沙耶と行った時に起きた。
  ついた銀行には強盗がいた。
  銀行強盗による発砲が心臓に当たったことだった。沙耶も続いて撃たれたらしく一緒に死んでしまった。
  銀行強盗マジ許さん。
  ちなみに今こうやって語れているのは今俺達が見知らぬ草原にいるからだ。どこだここ？
  持っているものは見知らぬ場所を映した地図と誰かからの手紙だけ。
  変わったことはステータスとやらが本気を出したら見れるくらいかな？
  ちなみにゲームは生まれてこのかた持ったことすらない。友人に話をされた時は面白そうだとおもったがお金がなかった。
  今目に写っているのは妹のステータスだけ。

　明野　沙耶　　Lv.12

職業　　学生
攻撃力　24600
守備力　19800
素早さ　14200
魔力　　76700
知能　　2130

スキル

個人スキルユニークスキル
遠隔操作

  凄いかどうかわからないけど沙耶にとりあえず報告する。
「あっそ」
  いつも通り冷たい言葉一言。
  現状、安全にできることはただ一つ。
  手紙を読むことだ。
  現状把握ができなさすぎていつもの調子が出ない。
  すがるように手紙を読む。

　明野兄妹へ

時間がないので簡単に書かせていただきます。
ここは異世界、アルグラン。
そして私は女神です。
あなたは達は不運なことに死んでしまいました。
しかしどこかの神の気まぐれで異世界に転生することになり今の状況になっています。
しかし兄の賢磁さんは世界の法則を守るため知能以外の能力ほぼ全てを80%程低下させていただきます。
身長も少し縮んでしまうでしょうが頑張ってください。
最後に運命という名の定めに抗ってください。

　　　　　　　　　　女神アルテアより

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しばらく更新しないです。
もし良ければ他の作品もご覧下さい。
読んでいただきありがとうございます。