俺の右手には力が宿っているのだが厨二病だと思われる件

清水 裕斗

エピソード0:事故紹介??

春と夏が溶け合う、初夏の蒼穹そら
陽は天高く校舎を照らし、気持ちいい風が頰をぐすぐる。そんなある日の自己紹介。

「俺の名前は佐藤泉だ。この右手の包帯は俺の闇の力を封印するものだ。今までは組織との闘いでいろいろあったんだがようやく組織との闘いも収まってきて俺も普通の生活ができるようになったこれからよろしく頼む。」

クラスの全員が思ったことは一つ、高校生にもなって残念な厨二病患者がいやがる!

厨二病、それは思春期にありがちな思考や行動を指す。通常、患っている時よりも完治後に苦しむ。

彼の言動は確かに厨二病と思われても仕方がないものだ。だが、彼は当たり前の様に話し、向けられる目を受け流す。

……「ふはは、まじかよコイツ」
「学校初日からすげぇな」
「流石に学校初日の自己紹介でアレはできねぇ」

と哀れみの目と羨望の目が入り混じる謎の自己紹介?だった。その後、この自己紹介は事故紹介として語られる様になった。



コメント

  • ノベルバユーザー197715

    面白いです!もう一瞬で虜になりました!大ファンです!
    やってやったりぃ!の所はとても笑いのセンスがありますね!ギャグ小説の才能はあると思いました。
    これからも拝読させていただきます!

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