神が泣くなら悪魔になろう
魔王と仲良くなろう
(`・д・´)余は焼肉に行ってきたぞ!
嫌だ、逃げなきゃ
病で蝕まれた体に鞭を打って逃げる
悪魔が来る
しかし体はうまく動かず体勢を崩す
ああ、逃げられない
悪魔という名の絶望が近づく
そして、私は……
「ほら、シャロ、今日の分の薬だよ」
魔王様の薬師になってから二ヶ月ほど経った
城に治療期間は泊まっていいと言われた
最初は、誇り高き城に人間などっ!って魔族達がたくさんいた
でもそんな魔族達も薬の前では勝てなかった
別にいやらしい意味じゃないよ
ただ医学、薬学に疎い魔族さんに特製の傷薬とかを渡しただけ、それだけで黙った、魔族さんチョロい
そんな理由で魔王もといシャロに何時でも会える
「シャロ、今日はこの薬を試してみようか」
「いやだ、それ絶対苦いもん」
こんな感じでシャロは好き嫌いが激しい
ちょっとした薬草の原液とちょっとした霊薬を混ぜただけじゃないか
「大丈夫だよ、これ飲んで死んだ人いないから」
「余なら死ぬ!それ飲んだら死ぬ!」
全く可愛い嘘だなぁ、そう思いながらシャロに近づく
「おい!悪魔!それ以上近づくな!」
悪魔なんて酷いじゃないか、そう思いながら飲ませる
「!!!!!」
「ほら飲めた、偉い偉い」
そう言って頭を撫でてやる
この二ヶ月でシャロの抜ける魔力の量は半分まで下がった、やはりエルフ領の霊草は万能だ、少しずつだが魔力の器の穴を塞いでる、半年もすれば完治するだろう
でもこの楽しい時間はすぐに終わった
半年くらいの関係だったけど楽しかったよ、ね?
短いですがちょっとしたわちゃわちゃ回だと思ってください…
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