神が泣くなら悪魔になろう

犬飼ゆかり

全てのきっかけ

拙い文でも文字に起こすのは結構楽しい…です…
フンヽ( 'ω' ヽ三 ノ'ω' )ノフンフンヽ( 'ω' ヽ三 ノ'ω' )ノフン





僕は小さな村で生まれた、黒髪の黒目、母親からジルと名付けられた
妹もいた、妹は僕とは逆で真っ白の髪に色の薄い目、母親からリアと名付けられた

リアは病気だった、それはもう神様を恨むくらいに重い病気だ、少しずつ意識がなくなっていく、そんな病気だった、病に気づいたのは僕が12、リアが8、の時だった
もともと忘れっぽいと思っていたがそれが酷くなってきた、村の薬師が言うにはいつかリアは


すべてを忘れ


意識を失い


命を落とす


僕は村の薬師に懇願した、妹を治す薬は無いかと、治す薬を出せと、治す薬の作り方を教えてくれと、

村の薬師は治す薬は存在すると言った

僕は大いに喜んだ

薬の名前は『エリクサー』だと

ならそれを手に入れよう、作ろうと思った

エリクサーは『神の涙』とも呼ばれる、と


それを聞いた時分かった、あぁ…今の僕じゃ無理だ、だって名前に神なんて付いてるんだもん、絶望した


御伽噺でしか出ないような名前、でも確かに存在する

らしい


他人からしたら笑い話かもしれない、けれど僕はそれに縋り付いた

まずは村の薬師に教えを乞いた
薬も薬草も薬と関係ない植物だって調べた

貪欲に

ただひたすら



17の時、僕はこの村で学べる限界を知った

リアは13になって、あまり言いたくないけどおばあちゃんの様に色々忘れてしまった、寝る時間も増えた、けどまだ僕の事は忘れないでいてくれて、帰るとお兄ちゃんただいまと言ってくて嬉しくて悲しくておかえりって言う

リアは15で意識を失うらしい、20で…考えたくない

僕は親に街に行くといった、報告だ、相談ではない

世話になった薬師は手伝った礼だと言って僕には充分な程のお金と本と製薬道具をくれた、有難かった、嬉しかった

街は人が多くでびっくりした、これが最初の感想

道で薬を広げて売った、僕が身につけた知識は無駄じゃなかったみたいで20で店を持った、大出世だろう

その時リアは16、街に来てからは会っていないがもうほとんど眠っているだろう

そして21の僕、あと3年、『神の涙』はまだ作れない
研究を始めたのだって店を持ってからだ…

もしかしたら作れないかも…嫌だ

あと3年、まだ3年、大丈夫、大丈夫、絶対に治す



そうでも思わないと…僕は……











これで二話がおしまいです、回想回(突如とした回文)なので短めです、ちょっと歪んでる感じを出したい…歪んでるのいいよね!(`・ω・´) b ビシッ!

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