ギャグ特化異世界ライフwith妖精
12 身分証の発行
改訂のお知らせ 6月11日
二話の冒頭部についてなのですが、異世界転生チーレム無双が好きな人から反感買いそうなので変えさせていただきました。(一話もほんの少し)
主人公が最強になる展開にはならないということが言いたかっただけなのであまり変わらないと思います。
それと、ステータスの詳細については多分書かないと思います。理由は後で設定追加するときとかにいちいち変更するのがめんどくさいからです。レベルが高ければ強いぜ的な感じに考えてもらえれば幸いです。
「何事も無く解放されて良かった〜!」
大きく腕を掲げて伸びをする。
「いや〜本当に良かったよ〜」
シロちゃんもうんうんと頷く。
「う〜ん。良かった〜」
「だね〜。良かった〜」
あぁ〜、語彙力が〜。だめだ〜。
「って、語彙力がダメだ!」
そんなことを考えてたらシロちゃんもこの事態に気づいたようだ。
「いや、『語彙力がダメだ』も相当語彙力がダメなのでは」
「語彙力がダメだから語彙力でさえもダメになっちゃうんだね〜。ダメだこりゃ〜」
語彙力が。
まぁ街へ着いたっていう安心感もあるけど、それと同時に巨人さんからの圧力は凄かったから仕方ないね。語彙力がダメになるのは。
そんなこんなで私達は役所についた。
着いてみてびっくり。建物は鉄筋コンクリートかな?多分。周りは木造の建物ばかりなので周囲の建物より背が高く目立つようになっているが、私が言いたいのはそこじゃない。
働いている人が人間だけじゃ無くなんかツノ生えてる人がいたり、そもそも形が人じゃなかったり、はたまたサイズが大きかったり小さかったり。色々だった。
「色んな人がいるんだねぇ」
そんなことを呟いたら一番近くのカウンターの羊みたいな巻角の生えた、羊みたいな毛と肌の、ただし顔と手はしっかり人間な男性から話しかけられた。
「本日はどう言ったご用件ですか?」
「あ、はい。あの、実は身分証を発行してもらいたくて」
「でしたら住民課ですのでそちらへどうぞ」
「あ、どうも」
前世でも市役所とか入ったことなんて無いからしどろもどろになっちゃうのは致し方なし。え?もともとコミュ力低いだろって?あー聞こえないなー。
ということで住民課に来た私は仮の身分証を胸がでかいメガネっ子の鬼さんに渡し、記入用紙をもらいいざ書かんとした。しかし、
あれ?読めない。
思えば、日本語を話しているつもりだったけど日本語である訳がないよね。
異世界だし、門番の人も日本がどこかわからないみたいな感じだったし。
これは本格的にまずいのでは?
どうやらこの国は役所があるくらいなので、文明がかなり発達していて識字率も高いはず。ここで役員さんに聞いたら恥ずかしいのでは。
それに対して、私はというと日本生まれの日本育ち、ついでに英検準二級くらい。
……仕方ない。シロちゃんに書いてもらうか。
「ねぇ、ちょっとこれ書い——」
「ふっふっふー。ここは私の出番かな?」
私の用紙を覗き見していたのかすぐ隣にいた。
「私が書いてあげないことも〜、ないこともないよ〜?」
なんか調子乗り出したぞ!このねっとりした話し方も可愛いけど!
ていうか最終的に書いてもらえて無くない?
「え〜、書いてよ〜」
「どうしよっかな〜」
「か〜い〜て〜」
みたいなやりとりをしてるとさっきの鬼巨乳の人がジト目で見てたので本気でお願いします。
そんなことより鬼巨乳って爆乳よりデカそうじゃない?そんな意味で言ってないけど。
なんやかんやで書いてもらい、
「お願いします」
「はい、確認します」
そして数秒置いて、
「漏れはないようなので発行いたします」
待つこと数分、
「こちらへ顔写真を貼っていただければ完了です。写真はあちらで撮りますのでこちらへどうぞ」
あ、写真もあるんだ。すご。
そして案内された部屋は壁が真っ青で椅子が向かい合わせで置いてある。
こんな感じの部屋見たことあるんだけど。
ただし、前回のようにパソコンもなければモニターもないけど。
何はともあれ、写真を貼って身分証は完成した。
そして証明写真あるある。友達がめっちゃ見てくる。…前世で見てくる人がいなかったって言うのは禁句です。
「お〜、しかめっ面だねー」
「私だって自覚してるわ!言わんでいい!」
「はいはい。じゃあもう行くよー」
あれ、私ってもともと主人様だったよね??
二話の冒頭部についてなのですが、異世界転生チーレム無双が好きな人から反感買いそうなので変えさせていただきました。(一話もほんの少し)
主人公が最強になる展開にはならないということが言いたかっただけなのであまり変わらないと思います。
それと、ステータスの詳細については多分書かないと思います。理由は後で設定追加するときとかにいちいち変更するのがめんどくさいからです。レベルが高ければ強いぜ的な感じに考えてもらえれば幸いです。
「何事も無く解放されて良かった〜!」
大きく腕を掲げて伸びをする。
「いや〜本当に良かったよ〜」
シロちゃんもうんうんと頷く。
「う〜ん。良かった〜」
「だね〜。良かった〜」
あぁ〜、語彙力が〜。だめだ〜。
「って、語彙力がダメだ!」
そんなことを考えてたらシロちゃんもこの事態に気づいたようだ。
「いや、『語彙力がダメだ』も相当語彙力がダメなのでは」
「語彙力がダメだから語彙力でさえもダメになっちゃうんだね〜。ダメだこりゃ〜」
語彙力が。
まぁ街へ着いたっていう安心感もあるけど、それと同時に巨人さんからの圧力は凄かったから仕方ないね。語彙力がダメになるのは。
そんなこんなで私達は役所についた。
着いてみてびっくり。建物は鉄筋コンクリートかな?多分。周りは木造の建物ばかりなので周囲の建物より背が高く目立つようになっているが、私が言いたいのはそこじゃない。
働いている人が人間だけじゃ無くなんかツノ生えてる人がいたり、そもそも形が人じゃなかったり、はたまたサイズが大きかったり小さかったり。色々だった。
「色んな人がいるんだねぇ」
そんなことを呟いたら一番近くのカウンターの羊みたいな巻角の生えた、羊みたいな毛と肌の、ただし顔と手はしっかり人間な男性から話しかけられた。
「本日はどう言ったご用件ですか?」
「あ、はい。あの、実は身分証を発行してもらいたくて」
「でしたら住民課ですのでそちらへどうぞ」
「あ、どうも」
前世でも市役所とか入ったことなんて無いからしどろもどろになっちゃうのは致し方なし。え?もともとコミュ力低いだろって?あー聞こえないなー。
ということで住民課に来た私は仮の身分証を胸がでかいメガネっ子の鬼さんに渡し、記入用紙をもらいいざ書かんとした。しかし、
あれ?読めない。
思えば、日本語を話しているつもりだったけど日本語である訳がないよね。
異世界だし、門番の人も日本がどこかわからないみたいな感じだったし。
これは本格的にまずいのでは?
どうやらこの国は役所があるくらいなので、文明がかなり発達していて識字率も高いはず。ここで役員さんに聞いたら恥ずかしいのでは。
それに対して、私はというと日本生まれの日本育ち、ついでに英検準二級くらい。
……仕方ない。シロちゃんに書いてもらうか。
「ねぇ、ちょっとこれ書い——」
「ふっふっふー。ここは私の出番かな?」
私の用紙を覗き見していたのかすぐ隣にいた。
「私が書いてあげないことも〜、ないこともないよ〜?」
なんか調子乗り出したぞ!このねっとりした話し方も可愛いけど!
ていうか最終的に書いてもらえて無くない?
「え〜、書いてよ〜」
「どうしよっかな〜」
「か〜い〜て〜」
みたいなやりとりをしてるとさっきの鬼巨乳の人がジト目で見てたので本気でお願いします。
そんなことより鬼巨乳って爆乳よりデカそうじゃない?そんな意味で言ってないけど。
なんやかんやで書いてもらい、
「お願いします」
「はい、確認します」
そして数秒置いて、
「漏れはないようなので発行いたします」
待つこと数分、
「こちらへ顔写真を貼っていただければ完了です。写真はあちらで撮りますのでこちらへどうぞ」
あ、写真もあるんだ。すご。
そして案内された部屋は壁が真っ青で椅子が向かい合わせで置いてある。
こんな感じの部屋見たことあるんだけど。
ただし、前回のようにパソコンもなければモニターもないけど。
何はともあれ、写真を貼って身分証は完成した。
そして証明写真あるある。友達がめっちゃ見てくる。…前世で見てくる人がいなかったって言うのは禁句です。
「お〜、しかめっ面だねー」
「私だって自覚してるわ!言わんでいい!」
「はいはい。じゃあもう行くよー」
あれ、私ってもともと主人様だったよね??
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