女神様の告白を承諾したら異世界転移しました。

年中眠休

魔力と戦闘と師匠

第二王女は魔力量が100だった。

これが多いのかというとこれが平均らしい。

ナナシは300、
少女Aは50、少女Bは60
長女は250、次女は225
少年Aは520、少年Bは519

これだけ見ると、平民の2人はあまりいいとは言えない。そして、少年A、Bはとても優秀なのか?その2人は1の違いで喧嘩を始めようとしたが、ゲンコツをくらい大人しくなった。フーマは冒険者で教師と言うだけらしいが、相手が貴族でも容赦がない。
で、俺の番になった。

「なぁ、フーマ、ひとつ聞いていいか?」
「何?一ノ瀬 仁君」
「魔力って何だ?」
「「えっ……。」」

全員からの驚き表情を貰う。

「仁さん、魔力は魔法を行使する時に必要なものです。そのほかにも身体能力の強化などにも必要になります」
「で、魔力を手に出し方は?」
「はい、お腹のあたりに意識を集中しますと暖かい何かを感じます。それを手に集めるイメージをして下さい」
「成程」

俺は水晶に手を当て、目を閉じる。
息を吐き、意識を集中をさせていく。

そして、水晶から文字が現れる。

「0」

確かに感じた何かは気のせいだったらしい。

「仁さん、それは」
「どうした?小雪。いえ、何でもありません」

小雪は驚きの表情を見せていた。そして、耳元で

「後で話します」

そう言って、水晶へと向かった。

「では、小雪ちゃん」
「はい」

バリーン

「測定不能」

小雪は水晶を破壊した。

ーーーーーーーー
次に試合が組まれた。

小雪は一戦目、少女Bと
俺はナナシと試合することになった。
 
俺らはまたも移動して、試合会場に来た。コロセウムを連想させるような設計でになっている。観客席には薄い膜のようなものが貼られている。

小雪と少女Bが出てくる。

小雪は堂々としているが、少女Bはビクビクとしている。

「お願いします」
「よ、よろしくお願いします」

ーー小雪視点ーー

相手の方は誰かと話しているようです。

「頑張るね!!」

そして、何も無い空間に向けてガッツポーズをする。それを見ても私はなんとも思いません。

そこには精霊が居るのでしょう。人間に転生した私には精霊を視認する事は出来ません。しかし、気配を察知することは可能です。

「では、始めるわね。よーいはじめ」

フーマ先生の合図と共に試合が始まりました。勝利条件は相手を戦闘継続不能にするか、降参させるかです。

「凍りなさい」
「きゃっ」

足を凍らせるいつもの常套手段を使いましたが、一瞬しか通じませんでした。

氷は水になったのです。つまりは、氷が一瞬で溶かされました。

「なるほど…。でしたら」

仁さんがこっちを見ています。私はそちらを向いて、アイコンタクトを取ります。

私は魔力を最大限引き出します

『どきなさい。精霊よ』

ただの威圧。

「ひっ…。あれ、オーちゃん?」

少女がキョロキョロ周りを見てる。

「わ、私のまけでしゅ」

私の勝ちです。

((((こわっ!!!!))))

ーーーー仁視点ーーーー

俺は小雪のいた場所にいる。次は俺の番だ。
俺の相手は寡黙な奴で未だに声を発してない。

「はじめ」

フーマの声で俺とナナシは同時に動き出す。奴の右手には短剣が握られている。そいつの目はどこまでも冷たいものを感じる。

ナナシは刺突を繰り出す。左に避ける。そのまま、ナナシの短剣は俺を追うように左に動かされる。

奴の右手を左手で掴む。
愛銃を引き抜く

「喰らえ」

弾丸、頭に撃ち込む。

が、撃つ前に足蹴りで銃口を上に向けられる。そのまま、バク宙され右手を離すことになった。

「……やるね」

奴の顔には笑みが見られる

「戦闘狂が」

その場で、弾を撃ち込む。奴は突っ込んできた。先程とはスピードがまるで違う。

弾丸を避けられる。

次の瞬間に回し蹴りをしゃがむと同時に、軸足を狙う。

「ぐっ」

蹴りは空気の壁に弾かれた。
ダメージを負ったのは俺だった。
一旦、距離を取るがすぐに追いつかれる。

そこからは防戦一方だ。

俺には感知できない。見えない斬撃が俺を襲う。

俺は両手両足に多数の傷を受け、動かす事が出来なくなった。

「勝者、ナナシ」

それは俺の敗北だった。俺の完全敗北。
使徒としての能力(身体能力の半減)と特殊弾が無いだけで俺は目の前の奴に手足も出せなかった。

「君が魔力を感知できれば、もっと楽しかっのに」

奴はすれ違いざまにそう言って、その場を去った。

その後、全ての試合が終わったのは1時間後だった。


2対1もあったが、勝ったのは1の方だったりなどあったが興味はなかった。

「全試合、終わったね。それじゃ。師匠は明日には発表す「こいつは私が指導する」

「「えっ」」

俺の後には白髪の女がいた。

「借りるぞ。こいつは」
「ええ、分かりました。西の騎士様」

俺は浮遊感に襲われた。

そして居たのは見知らぬ場所だった。

「さて、始めるか」

女はとても邪悪な笑みを浮かべていた。






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