女神様の告白を承諾したら異世界転移しました。

年中眠休

入学

俺はいつものスーツを着ていない。白を基調としたブレザーを羽織っていた。

国王と協力関係を築いてから既に3ヶ月が経っていた。周りを見渡すと、誰もがこちらを見ていた。正確に言うと、

「仁さん、これ似合ってますか?」

小雪の視線だ。白を基調とした袖のあるワンピースが女性用の制服なので着ているが、スタイルがバレバレになるので小雪の可愛さと黄金比のスタイルが露になっている。

「仁さん。聞いてますか?」
「ああ、とても似合ってる」

俺はいつもの愛銃はいつも通りの場所にある。因みに小雪の異空間にスーツがある。俺は全くアイテムボックスが使えるようにならなかったので小雪に頼らせてもらっている。この学園で身体能力を格段に下げている。いつもの状態だと、また力技になってしまうのでこうなった。抑え方は簡単、小雪が俺の力を保管するだけだ。銃も緊急時以外は使わないと決めている。

俺は使徒になった為に小雪が死んだら俺も死ぬ状態になっている。つまりは小雪が俺の源になる。その源から力を抑えられれば俺の力は最初の頃の潜在能力を引き出した俺へとなるだけだ。

「それにしても人が多いな」
「そうですね。この国の騎士を目指す子達が集まってますから」

俺は小雪の手を取った

「ふえっ!!」
「逸れないように」
「そ、そうですか」

何故か小雪の顔がみるみる赤くなっていく。

「小雪、熱か?」
「違います!!
仁さんは急にこういう事をするから(ボソッ)」
「小雪?」
「仕返しです」

小雪は腕を絡みとってきた。小雪の双丘が俺の手にあたる。それによる、嫉妬への目線が更に強くなる。

「行くか」
「無反応なんですか?」
「いつも可愛いよ」

小雪の頭を撫でてそう答えた。

「えへへ、違いますー」

小雪は照れながら怒っていた。これから入学式でホールに向かった。この騎士道学園は入学試験はなく面接だけがある。強さはここに入ってからなれと言わんばかりの自信を感じた。

入学式には全校生徒が並んでいる。

教壇に立つ1人の少女。俺らはその少女を知っている。

「われがここの学園長だ」

統率だった。いや、統率の権力が頷ける…。国立のこことギルドのトップってやり過ぎだろ。

統率のありがたい言葉を遠くから眺めていた。

次に教壇に立ったのは、金色の髪をした女性だった。そして彼女のを行動は

殺気を放つ事だった。

バン

弾丸が彼女の隣を横切る、俺は頭を狙った。それを首だけ動かし避けた。

「遊びのつもりか?金髪女」
「試させてもらいました。全員を…。今年は中々の人材が揃っているようです。私の名はアーサー・エスペランサ・ソル。ソル王国の第一王女です。殺気を収めなさい。一ノ瀬 仁」

俺は殺気を収めた。

「小雪に今度、殺気を向けてみろ。お前を殺す」
「はい、分かっています。次は決闘かも知れませんね」

アーサーは微笑みながら返した。

「話しが逸れました。入学生………」
その後もアーサーの話が続いた。

入学式が終わると

俺は木陰の下で正座をさせられていた。
「仁さん。何をやってるのですか?」
「銃を撃った「知ってます」」
「小雪に殺気を当てられてついな」
「……ここで正座をして反省して下さい」

小雪はどこかへ行ってしまった

因みに小雪も魔法を放とうとしており、人の事が言えないのであったのは別のお話しである。
ーーーーーーーー

「こんな所で何をしてるのですか?一ノ瀬 仁さん」
「何だ金髪女か」
「これでも第一王女なのですよ」
「さいで、俺は小雪以外はどうでも良くてな」
「はい、父上から聞いております。それと私はアーサーと呼ばれたいです」
「い「アーサーと呼ばれたいです」
「だか「アーサーと呼ばれたいです」

面倒臭い、親子揃って。

「はぁ、分かった」

アーサーは隣に座る

「俺に用かアーサー」
「今回の粒揃いで一際目立った粒の方と話したいだけです」

そこに、濡鴉色の髪を持つ小雪が戻ってきた。

「何をやってるのですか?アーサー・エスペランサ・ソルさん」

小雪からドス黒いオーラが流れていた。

「いえ、少し仁さんと話していただけです」
「仁さんですか…そうですか…わかりました。仁さん、浮気ですか?」
「小雪」

俺は小雪を抱きしめた。

「それは誤解だ」

小雪の誤解が解けるまで俺は抱きしめ続けた

コメント

  • 伊予二名

    次は決闘じゃなくて、きっと一方的な虐殺になると思う。

    0
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