まっくらのよるに

ところぽっけ

まっくらのよるに 第1話

ある日ヤギがいました。
ヤギは山に草むしりの手伝いをしに行きました。
反対側の山はオオカミがヤギの肉のバーベキューをしていました。
そうしてる間に夜になっていました。
ヤギは草むしりをやりすぎて、なぜか迷子になってしまいました。
オオカミも夜のかくれんぼをしてみんなと別れてしまったのです。
そして2人は暗い中ずっと泣きながら歩いていました。
そうしてるうちに2人の泣き声が2人に聞こえてきました。
2人は泣くのをやめました。
そうするとオオカミが
「誰かいるんですか?」
と言いました。
ヤギはぞっとしました。
だって今確かに狼の声がしましたから。
でも今は1人だから誰かに会いたい。
今は1人なんですからね。
そして思わずヤギが、
「いますよ」
と、声をかけてしまいました。
オオカミもヤギの声がしたことに気づきました。
するとヤギが
「私を食べなければもっと話をしてもいいんですけど」
と言いました。
オオカミは
「あなたを食べないのでどうか顔見せてくれませんか?」
と、オオカミも言いました。
ヤギは持ってきたライトで自分の顔を見せました。
オオカミはほっとしてオオカミの顔も見せました。
優しそうな顔でヤギはほっとしました。
今から2人の長い旅が始まります。

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