魔科学

暇魔神

俺の科学力は世界1

「ということで余郷の魔法の授業は免除になった。」
先生の宣言によって俺が魔法を使えない事はみんなの知るところになった。

そんな俺には魔法の授業の代わりに科学を研究することになり特別教室をもらった。
勝った。学校にマイルームを確保した。これは勝ち申した。そして頼めば大抵の物作ってもらえた。ガラスの加工は普通熱がいるのだが、魔法で形が変わるこの世界。超便利。よって俺はここで自分の武器を作った。
何故武器かって。オイオイ考えてみろよ。全員魔法って武器持ってんだぞ。俺だけ丸腰はきついぜ。そしてこの知識で俺はここで神になる。後はばあちゃんに恩返しできればいい。

取り敢えず冷蔵庫を作る。これはこの世界じゃ貴重品になるだろう。冷凍魔法をずっとかけ続ける事は出来ないから保存がきかない。まず電気を作らなければ。まず磁石を持ってきてモーターを作る。回転子の部分に歯車で回るようにした。それを風で回るように歯車を繋げる。風で回る様にして電磁誘導で電気を作る。これでは足りないので学校内に滝があるから水力も作った。それを引っ張ってきて部屋に電気を持ってきた。そして蓄電器を作った。コレは難しかった。そこに溜めた。魔法加工様様だった。まぁ細かい注文に苦労してたけど。最後に冷蔵庫。冷蔵庫やエヤコンに冷やす機能は無い。圧で気体や液体に変えて冷ます。それを考えて作る。

出来た。出来てしまった。やはり俺は天才なんだ。天才だから出来るのか?出来るから天才なのか。必要条件か十分条件か。つまり俺は天才だ。

学校は小型でいい。今度家の方に大きいのを作ろう。取り敢えず失敗作達をかたずける。どんな形なっても粘土の様に加工出来るから置いておきたい。だから校舎裏に物置きを貰った。

そして色んな物を作って行くうちに回路をどんどん理解してどんどん作っていった。元々知識はあったけど、実際やるのとじゃ得る知識量が違う。よってエアコン調整不可、扇風機、時計、ヒーター。大分整った。そろそろ夏本番で冷房機器を主に作ってしまった。

武器も作った。まだ連発の銃は作れてない。一回一回弾を込めなければいけない。最近リボルバーを作っている。

定期テストは700点満点で600点だった。順位は35位だった。すげぇ悔しい。思い出すたびに魔法の練習をしている。
「か〜め〜は〜め〜破ーー!今でたんじゃね。」
「出てねぇよ。」
「わぁ!きてたのか。伊集院。」
「桐生院だ。にしてもここは涼しいな。」
「だろ!ええやろ。俺のマイルーム。」
「アチー。アチー。涼しー。」
「いらっしゃーい。壬生谷。」
「真鍋もきてたんだ。」
「桐生院だ。せめて院のつくものにしろ。」
「そろそろ夏休みだな。」
「あぁあぁあぁ。」
「扇風機から離れろ冷気が回らん。」
「僕は誕生パーティーをしてもらうよ。」
「大丈夫!?ボッチで1人パーチーだったりしない。」
「僕は貴族だぞ!そうなってたらウチは終わりだよ。」
「仕方ない。本当に仕方ない。俺達が行ってやろう。」
「そうね。飯を用意しとけよ。私が腕を見てやるね。」
「きたくなければ来なくて...。」
「本当に仕方ない。仕方ない。」
「ふっ。7月7日だから。」
「行ってやるか。」「可愛そうだからね。教室で休み時間に居場所が無くてここにきちゃう子だもんね。」
「別にいいだろ!それにお前だってきてるじゃん。」
「本当だったんだ。ごめんなさい。」
「謝るな。逆に辛くっうっう。」
「泣いちゃったじゃん。どうすんだよ。」
「泣いて無い。泣くわけないだろ。」
「本当にごめんね。」
「だから泣いてねぇし。」
そしたら桐生院を壬生谷が抱きしめた。
「大丈夫、1人じゃないよ。」
「壬...生...た二ッ!」
「ドッセイ!」思いっきりドロップキック。
「ラボコメを他所でやれ。爆ぜろリア充。」
「何すんだよ!これくらいで妬んでんじゃねぇよ!これだから非!リア充は。そうやって意味もなく非!リア充はリア充を恨む。逆にリア充の気持ちになってみろよ。幸せだよ!だってリア充だもん。」
「リア充リア充うるせーーー!お前はそんなんだからボッチなんだよ!」
「うるさい童貞。」
「お前もだろ!」


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