魔科学

暇魔神

そろそろ主要キャラ

「なぁ婆さん。此処は何ていうところなんだ。」
「おや、知らないのかい。」
「やっとこさでここまで来た者で。」
「ここはね、王都ゲイマンだよ。坊ちゃん名前は?」
「あー。すいません。誠十郎。余郷 誠十郎です。」
「誠ちゃんね。ご飯何がいい?」
「僕も手伝いますよ。」
「本当。ありがとうね。」

キッチンに移動する。
「あれ?婆さん。コンロは?」
「コンロ?なんだいそれは?」
そして婆さんのてから火が出て火を机の上に置く。
「は?」
「そこのフライパンとって。」
「あーはい。」
油を引く。
「じゃあ、そこのジャガイモを切って貰おうかな。」
「はい。」
言われるがまま。手伝いを続ける。

「いただきます。」「召し上がれ。」
「美味しいですね。」「あらありがとうね。」

「あの〜さっきの火は?」
「これかい?これがどうしたの?」
また手のひらに火を出す。
「何ですかそれ?」
「あんた魔法も知らないのかい。」
「魔法ね。あーアレね。はいはい。」
「大丈夫かい?」
「大丈夫。大丈夫です。」
「あんた本当に旅人かい?」
(どうしよう。完全に誤算だ。どうしよう。)
(作戦変更だ。)
「あの、すみません。嘘です。実は1週間前より先の記憶が無いんです。」
「何で旅人何て嘘をついたの。」
「記憶喪失って言ったら泊めてもらえないと思ったからです。すみません。」
「そうなのかい。嫌な事聞いちゃったわね。」
「いえ。嘘ついてすみませんでした。」
「いいのよ。」
(よし、これで色々聞ける。)
「あの、魔法を聞いてもいいですか?」
「そうね。魔法はみんな使える。才能の差はあるけどね。この世界は基本魔法で動いている。ここの光も魔気で付いている。テレビも車も魔方陣を組み合わせてあるから魔気を流すだけ動く。ホラ。」
テレビがついた。
テレビといっても画面がない。空中に映った。ある意味近未来。
「先程王都と言ってましたけど。階級があるんですか?」
「あるわよ。王族、貴族、平民。しっかりね。」
「でもこれだけ環境が整っているから。別に差別が激しいわけでもないんですか?」
「そうね〜分からない。暮らしの不自由は無いけど。王族や貴族達のいうことには逆らえないわね。後税金が高い。」
「法は?」
「あるね。平民と貴族は違うけど。王族はあるのか知らない。」
「なるほど。」
「ねー。あんたこれからどうするの。行く場所あるの?」
「ないですね。まぁ、しばらく転々と住む場所を探します。」
「なら。うちに住むかい?おばちゃん1人じゃ大変でね。いてくれるとありがたいな。」
「いいんですか?」
「いいとも。」
「あ、ありがとうございます。お世話になります。」
「これからよろしくね。」


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