茶師のポーション~日常編

神無乃愛

お品書き その2


 蒲公英珈琲

 コーヒーの代用品として有名。西洋蒲公英の根を使用している。蒲公英茶としても扱われる。ただし、蒲公英珈琲の場合は大半がドリップで、蒲公英茶の場合は煎じて飲むという違いと、珈琲が根だけを使うのに対して、茶は葉の部分なども使用したり、茶葉とブレンドすることもある。利尿作用があるとされているので、夜飲む際注意が必要。
 ポーランドが発祥ともアメリカが発祥とも言われているが、定かではない。どちらにしても珈琲が飲めなかったために、代用したという事実だけはそのまま。
 味は珈琲に近いとか、麦茶と珈琲の中間、漢方薬のような味など色々言われている(実際漢方薬の材料の一つ)。味が気になる場合は牛乳や豆乳でチャイのようにして飲むとだいぶ変わる。

マスター「砂糖不使用でもキャラメルオレに近い味になるのですが」
朔「じゃあ、あそこまで黒糖入れる必要ないような気が」
マスター「黒糖を入れると香ばしさが引き立つようです」
一同「(あそこまで入れたら意味ないよね)」


 鴛鴦茶(えんおうちゃ)

 香港では一般的な飲み物で、紅茶と珈琲を混ぜ合わせたもの。砂糖と無糖練乳をたっぷり入れて飲む場合が多い。ホット、アイス両方とも好まれている。
 作り方は店ごとに異なり、お茶と珈琲を別々に入れて混ぜる方法(液体混合法)、レギュラーコーヒーの粉と紅茶の茶葉を混ぜておいてから湯を加える方法(原料混合法)、先に紅茶を淹れてから、珈琲の粉に紅茶液を加える方法(二段法)の大きく三つに分けられる。
 他、紅茶と珈琲の割合、紅茶にプーアル茶を混ぜる場合など、様々。

マスター「ウーゴさまの場合は、二段法で淹れております」
ウーゴ「うん、あの淹れ方好き。濃さも好み」


 Caffèカフェ d’Orzoドルヅォ

 Orzoはイタリアの麦茶。日本の麦茶とは原料から異なり、全粉大麦を使用。低温(50~100℃)でじっくりと焙煎し、粉砕している。そのため、食物繊維も豊富。カフェインレスのため「夜の珈琲」や「子供の珈琲」とも呼ばれる。また、エスプレッソなどが飲めない子供が代わりに飲んだりすることも。
 イタリアではエスプレッソのようにして飲むこともあるが、牛乳や砂糖などを入れ、ラテ風にして飲むことも。

ウーゴ「俺も子供の頃、かなりのんだよ。espressoが飲めるようになるまで、色で誤魔化していた」
マスター「少数派だと思われますが。私もイタリアで飲んだ時、驚きました。やはり世界のお茶文化は様々です」

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