不幸と幸運な猫

木之花咲耶姫

いつもの日常

私は、目  耳 しっぽ 口  ヒゲ  このフサフサした毛

どこからどう見ても             猫だ。

名前  

そんなもの無いよ・・・

そう ️ ︎
私はいわゆる野良猫だ。

フワフワした毛と言っても物凄く泥は付いてるし

普通に道を歩いていても誰も触りたいと思わないような

顔だし、この前喧嘩したばっかりだから顔にもたくさんの傷が付いている。

そして友達もいないしね笑

だからご飯とかは、人間の捨てた生ゴミを食べたり

よその猫と戦って餌を横取りするの

そうでもしないと生きていけないしね

これってめっちゃ性格の悪い猫みたいじゃない   

ま〜     実際そうなんだけどね。

でもね 

こーやって生きることが好きだって言う猫も居ると思う

実は私はこの生活好きなんだ

なのになぜかたまに寂しさをかんじるの

たまに人間と触れ合って楽しそうにしている猫を見ると

胸が  ギュッ  って痛くなるの

私もあの猫と同じような感覚が味わえる日が来ると思う   


絶対にないな      

こんな顔でこんな性格で全てが駄目な猫を好きになる人間なんていない

あぁぁぁぁぁーーーーーーーー


駄目だ。駄目だ。駄目だ。



本当にこうゆう自分が大嫌いだ


いっつも暗くなっちゃう


こうゆう時いつも私は他の猫と喧嘩しにいく

やり倒してやり倒していつも幸福と同時に罪悪感を

感じる

よっしゃーーーー

気持ちが晴れるまで喧嘩してこよぉーーー









この時の判断が全てを変えるとも知らずに

呑気に喧嘩しに行ったのであった。






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