異能ガチャと勇者逃亡生活
戦場のひととき。
樹 まぁ、こんなことがあったのよ。え?ヘブン軍が魔王軍を襲う所がないって?冗談じゃない。思い出しただけで俺が死ぬよ。
てか、語ってたのがお前なのかって?そうだよ。
まぁ、魔王軍も頑張ったよ。ヘブン軍は見た目だけが武器だと思っていたけど実力もヤバかった。
けど一番ヤバいのは全員が近接タイプの戦闘なことだが、なんせあの怪物が軍で迫ってくるのよ。魔法で攻撃してもなんか無傷だったし。恐怖だったね。魔王軍が可哀想だったよ。
てか俺は誰にかたってたんだ?
「ギャャャ」
「ふふふ元気ね 」
樹は語っていたがその間にも犠牲者が。
もう魔王軍は壊滅状態になっている。
フェ「そう言えば樹に聞きたいことがあるんだよ。」
フェンは真剣な表情で樹を見る。
樹「なんだ?」
フェ「なんで樹が滅勇剣流ができるの?しかも奥義を使えるの?しかも完璧に。」
樹「滅勇剣流ってなんだ。恥ずかしい名前だなぁ。」
フェ「えっ!!」
樹は滅勇剣流がなにか分からなかった。そんな答えにフェンは驚く。
フェ「知らないのに絶剣神王を使ってたの!」
樹「だから何なのって絶剣神王って!」
フェ「ん~ちっょと待って考え事するから………」
フェンは下を向き何かなにかブツブツ言っている。
樹 何だよ絶剣神王って……でも夢?の中なら滅勇剣流って名前を聞いたような気がするなぁ。でも情報が足りないな。
樹は情報が足りないと判断し考えるのをやめた。
で、
樹 そういえばザールどこ行った?
戦いが始まってザールを見なかった。
不思議に思い樹はザールを探す。
すると、ザールは最初にヘブン軍が突撃したあたりにいた。
樹「ザール!」
樹がザールを呼んだか返事はない。
そこはヘブン軍が最初に突撃した所、今は安全なので樹はザールの所に行く。
樹「ザールどうし………はぁ!ザール!!」
何とザールは穴という穴から液体を出し口から魂みたいのがでていた。
樹「おい!大丈夫か!」
ザー「…………………」
ザールから返事はない。ただの屍のようだ。
樹「ザール!!!!」
樹 そういえばこいつはヘブン軍がトラウマでそれを克服するためにヘブンに攻めてきたんだった!
そして正面から激突。
樹 可哀想……
そう思い樹はザールの魂みたいなやつを手で口に押し込む。
樹「戻ってこい!!!」
ザー「ぐほ。」
樹「ザール!」
こうしてザールは蘇った。
樹 平和だなぁ。
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