異能ガチャと勇者逃亡生活

バーニー

ヘブン軍いっきま~す。

フェ「はぁぁぁ!」

 フェンの一太刀は何人もの魔物と魔族を切った。
 
樹「ふっっ!」

 樹は自身のスキルため技でこまめに溜めては魔族達を倒していく。
 あまり溜めてないため余り威力はないがそれでも十分に破壊力はある。


樹  数が多いなぁきりがない。それに……

 樹は自身の手を見て

樹  殺しても何も感じない、いや快感を感じる。それに僕の動きが訳が分からない。こんな動きは出来なかった。僕はこの動きを知らない。なのに体が知ってるようだ。まるで習慣みたいな感じで体に染みついている。

 樹はこの戦いで違和感を自分に感じていた。
 ここにはゴブリンなんて食料としか思っていない魔物達しかいない。無論魔族もだが。
 その相手に対し樹は無双・・しているのだ。
 数日前ゴブリンに殺されかけた樹が。

樹 俺の中にあった破壊欲が満たされる感じかする。俺は…………一体何なんだ?

 樹は自分に疑問とそれにそる恐怖を感じながら戦っていると、

フェ「樹!」

 それが油断となり溜め技が避けられ魔物の群れが迫ってくる。
 だが、樹は焦ってなかった。いや、何故か理解していた。あれくらい大丈夫だと。

 勝手に体が動いた。魔族が持っていたとおもわれる剣を拾い、剣を構え

フェ「まさか!」

樹「絶剣神王」

 剣を振り下げた。
 最初にこの技を使ったのは樹が暴走したときだ、その時は谷ができた。
 だが、その時は手刀だった。あくまで剣がなかったから手刀なだけで剣があれば剣の方が良い。
 その方が威力が増す・・・・・のだから。
 
ドガァァォァ

 そんな音にビックリしてに目の前を見ると地面が壊れた。
 そう割れたんではなく壊れたのだ。
 前は谷が、そして次は大地が壊れた。
 樹に襲いかかった魔物は粉になっていた。

?「あらあら、凄い威力だわね 」

 樹は後ろから声がしたと思い振り返ると

フェ「オトメさん!」

 この戦争の元凶がいた。
 そしてその後ろにヘブン軍がいた。

樹「オロオロオロ。」

 樹に効果抜群だ。瀕死状態になった。

オト「大丈夫? 」

樹「大丈夫です。それより何故軍が?貴方だけじゃないんですか?」

 本当はオトメだけが来る予定だったのだ。

オト「それがね。事情を話したら皆が来たいっていって。」

「「「私たちは友達よ!助けるわ 」」」

樹「ありがうぇとうございます。」

 じっゃかん吐きそうになりながらもお礼をする樹。

オト「じゃあ行くわよ! 」

「「「うおおおおおおお!」」」

 そんな図太い声と共にヘブン軍が戦争に加わった。 




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