異能ガチャと勇者逃亡生活
魔王軍の襲撃
樹「お~いフェン!」
フェ「あっ樹!」
樹はフェンとの待ち合わせ場所で再開した。
そこで樹達はお互いの何があったかを話す。
フェ「樹、情報ギルドはどうだった?」
樹「面白かったよ。それに意外な人と再開したし。情報ギルドからいい情報を貰ったからそれなりによかった。」
フェ「へ~、楽しそうだね。誰と再開したかとかは後から聞くとして、私はさぁ、冒険者ギルドにはあの軍人みたいな人が半分くらいいてさ、怖かった。」
フェンはまるでネズミが蛇に睨まれたような目をしてる。
樹 げ!まじか。街は大丈夫だと思ったのに冒険者ギルドは駄目なのか。恐ろしきやガチムチタンクトップマン。
樹「それは怖かったな。」
フェ「うん。」
樹はフェンを慰めながらこれからどうするか考える。
樹 う~~ん、これからどうするか?フェンが依頼を受けてそれの付き添いに行こうかな。う~~ん。
樹が考えていると慰め終わったフェンが意見を言う。
フェ「樹、私勇者教団の教会に行きたい。」
樹「え?」
フェンが突然言い出したことに驚く樹。
勇者教団はその名前のとおり勇者を崇めている教団だ。
まあ、厳密には初代勇者だが………。
まあ大事なことは勇者教団は勇者を崇めている。
そうフェンを周りが勇者としか見てなかったのは勇者という肩書きのせいである。
いわば勇者とはフェンとって嫌な存在である。
なのにフェンは勇者教団の教会に行きたいと言う。
なぜ…………。
フェ「なぜって思ってる?確かに今までは嫌いだったよ。だけどさぁ今までの勇者は凄いことを成し遂げたのさ。その人達と同じ勇者何だよ、凄く名誉を感じるよ。それに」
フェンは途中で区切ると樹を見て、
フェ「樹に会えた。樹を守れるんだ。君のために戦えるんだ。だから私はそれが凄く嬉しいんだ。」
フェンは喋り終わった後、顔を赤くしてそっぽをむく。
そして言い訳っぽいことを口にする。
フェ「そっそれに私は初代勇者様のことが大好きだからね。初代勇者様はその生涯を結婚もせずにたった一人の愛する人を待ち続けたらしいよ。」
樹「へっへぇ~」
樹も顔が真っ赤だが動揺を隠すように返事をする。
フェ「さあ、教会に行こ!」
樹「おう。い…」
樹達が行こうとした瞬間……
「魔王軍襲撃!魔王軍襲撃!魔王軍………」
魔王軍襲撃の警報が鳴り響いた。
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