異能ガチャと勇者逃亡生活

バーニー

ギルドというもの。

樹「知ら(以下省略)」

 樹はベッドから起き上がり恐怖で体が震える。

樹  ここの軍が最強……最凶の理由が分かった気がした。ここはヘブン(日本語で天国)ではない。ヘェル(日本語で地獄)だ。
誰だよヘブンなんでつけたの。

 樹は深いため息をついた。








樹「んっ~、ここは活気ある街だな~」

フェ「うん!そうだね!」

 樹とフェンはあれから軍の施設を超特急で出て宿をとり今は街を散歩している。
 ちなみに出る時にオトメが

オ「困ったらいつでもきてね 」

 と、投げキッスをしてきた。
 気絶しそうになりながら心の中で樹とフェンは来ないこと、いや関わらないことを強く誓った。強く誓った。
 ここ大切なとこ。テスト出るから。

樹「それにしても街は普通の人が多くて助かったよ。」

フェ「そうだね………」
 
 樹達は軍の施設を出る前は街もあの怪物達で溢れてるのかと思っていた。
 だが、街はいたって普通の人達で安心した樹達だった。

 街を散歩しているがただ散歩してる訳ではない。
 仕事を探して居るのだ。城からは急いで出てきたためお金は余り持って来られなかった。

 魔王を倒し世界を救う勇者がお金が無いから仕事探しとは笑いものだが金がないと生きて行けない。
 そのため今は散歩兼仕事探しをしている。 

樹「あ~仕事か~。無難なのはギルドだよな~。」

 そう、異世界系定番のギルドである。
 ギルドは国に縛られない組織を指す。
 この世界にもギルドがあり大きく分けて

 商人ギルド
 主に商人が登録するギルド。世界に根を張り、その人脈はそこらの国より上だと言われている。3つの中のギルドでは1番信頼とお金がある。その信頼は国王と1対1で喋れる位の高い信頼。
 お金は大国の国家予算の半分もある。
規律が最も厳しいギルドでもある。


 冒険者ギルド

 主に冒険者が登録するギルド。依頼を受け魔物を倒し金にする。人脈はそこそこ。お金もそこそこ。
 規律は最も緩いギルド。
 だが、登録人数は1番多い。戦力は大国の下の下の戦力はある。
 すぐお金を稼ぐには冒険者ギルドが1番である。


 情報ギルド

 ここは様々な人が登録しているギルド。常に様々な情報が入っており、情報ギルドは情報という面では大国を唯一超しているギルドである。
 様々なな面で商人ギルドに匹敵いやもしかしたら超しているかもしれないと言われている。
 だが、情報ギルドはその素性をほとんど隠しているので他と比較がしにくいギルドである。


この3つである。

樹    冒険者ギルドはすぐお金を稼ぐにはもってこいだ。なんせこっちには勇者であるフェンが居るし。

樹    だが俺は異世界の知識というアドバンテージがあるから商人ギルドの方が将来的に良いのかもしれない。

 樹は悩んだ末……

樹「なら両方登録すればいいか。」

 両方選んだ。





コメント

  • 放浪リゼ

    こんにちは!初めてコメント書きます。この作品は中々面白いなと思いました!応援してます!私個人的にはセリフ等の横に名前を入れる工夫はどうかなって思ってたりします。確かに誰が言っているのか分かりやすいではあるんですが……まあ、何はともあれ面白かったです!これからも頑張って下さい

    1
コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品