神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった
大会編 二章 大会予選12
その後も大会は続き、残りの魔族は3人。
名前は英語でそよ風を意味するブリズと英語できらめきを意味するグリッター、そしてこの魔族の中で最も強いと思われるフラツィオ。
フラツィオはイタリア語で分数を意味する。正しくはフラツィオーネだが。
この内ブリズとフラツィオは俺と戦う。グリッターはカルラと戦う事になっている。
言い忘れていたが今回の参加者は32人。現在残っているのは8人。
現在二回戦が終わりフィールドでは俺と魔族のブリズが向かい合って立っていた。
ブリズはこの学園の男子生徒のようで深緑色の瞳には他の者には向けていなかった俺への敵意が混じっている。
腰に木剣をぶら下げいて、それ以外に武器は無いようだ。
「それでは第3回戦エイト選手対ブリズ選手。始め!」
ウェンデルがそう言い放った。
しかし、数秒は両者共に動かず様子をうかがっていた。
先に動いたのはブリズだった。
腰にあった木剣を手に取り光の如き速さで俺を切りつけた。
バキィィィン
俺はそれを諸にくらうが、轟音と共に訪れた事実は木剣が折れた事だった。
「は?」
ここまで無言だったブリズは素っ頓狂な声をあげ、呆然と折れた木剣を眺めていた。
「あれ?木剣、折れたな」
これは…ラッキーだな。
「今だ!必殺奥義その10!叩いてかぶってじゃんけんぽんで負けても相手を叩く奴!」
説明しよう!この必殺奥義その10!叩いてかぶってじゃんけんぽんで負けても相手を叩く奴!はどこから音も無く現れるピコピコハンマーを相手に本気で叩きつける技だ!
そもそもこの必殺奥義とは俺が小学生の頃にやっていたかもしれない技を再現したものだ!
もはや技名にすらなっていないが実際こう言った奴はいるのだ。気にするな。
「別名そよ風のブリズの力見せてやる!」
そう言って勢いよく襲い掛かってきた。
でもそれ、日本語に訳したらそよ風のそよ風なんだが。
素手で戦おうとしているブリズに必殺奥義をぶち込むと、部屋の床に埋まった。
「勝者!エイト」
こんな感じでブリズは倒せた。
俺の肉体だけは普通の魔族よりは強いのか特別ブリズが弱かったのか。それはわからないが上手く勝てたのは良かった。
カルラの相手は冒険者らしいが先ほどの戦いを見て焦って降参したようだった。
まぁ、あれを見た後じゃ仕方ないか。
さて、思ったよりあっけなく第3回戦は終わったが、問題は今回のフラツィオだ。
どうやら魔法と剣を使うようで背中には木の杖が、腰には銅の剣をぶら下げていた。
コイツは学園生ではないらしく、白と黄色で彩られた綺麗な服を着ているいかにもキザっぽい顔をしている。
もうコイツキザ男でいいや。
最初にキザ男くんが口を開いた。
「やぁ、君強いね」
探りである可能性も控え、少し冷淡に短く返す。
「どうも」
「よかったら君、仲間にならないかい?どうせ僕がアレだって事はバレてるんだろ?」
以外と頭が回るキザ男だが、ここはしらを切る。
「なんのことだか」
「しらを切るのかい。それは得策ではないなね。正直君の実力はまだ測りきれてないのだよ。君なら僕達の願いを…」
最後、何かを呟いたようだがよく聞こえなかった。
「まぁ、君に断る権利は無いけどね。僕と君の力の差をとくと見るがいい」
キザ男はそう言うと俺と距離を少し開け、試合開始の合図をゆっくりとまった。
「それでは試合始め!」
開始とほぼ同時に腰にあった剣を抜き天に掲げ、叫ぶように詠唱した。
「ランク1の加速の魔剣を召喚」
言い終えると天に掲げていた剣にひびが入っていき、パリンッと砕け散った。
それと同時に天から一本の剣が緩やかに降りてきた。
アレが魔剣。
俺はゴクリと息を飲んだ。
魔剣。
それは通常の剣に付与魔法がかかったものを指す。
付与魔法をつけられた剣は魔剣へとなり、その剣を振るうだけで特別な能力を振るえるという珍しい剣。
ランクは1から5まであり、ランク5の魔剣はまだ2本しか見つかっていないらしい。
たとえランク1でも日本円で100万はくだらないだろう。
つまり、超レアなのだ。
どうも、作者です。
今回は魔族のブリズとの対決をあっさりと終わらせました。
あくまでエイトは力の使い方がなっていないだけで技術を磨けばシュガーくらいなら楽勝です。
最近フレアとかカルラが普通に強くて本当に主人公最強なのか?と思うシーンがチラホラ。
大丈夫です。この章でも強いキャラが出てきますが、エイトよりは弱いです。
まぁ、今後グリッグ、レッグ、ターナは影が薄くなるかもですが。
ちなみにもうすぐ学校なので宿題やってこの小説の投稿を予約した時にはもう朝の4時でした。学生には辛い。
という訳で今回もお読みいただきありがとうございます。
名前は英語でそよ風を意味するブリズと英語できらめきを意味するグリッター、そしてこの魔族の中で最も強いと思われるフラツィオ。
フラツィオはイタリア語で分数を意味する。正しくはフラツィオーネだが。
この内ブリズとフラツィオは俺と戦う。グリッターはカルラと戦う事になっている。
言い忘れていたが今回の参加者は32人。現在残っているのは8人。
現在二回戦が終わりフィールドでは俺と魔族のブリズが向かい合って立っていた。
ブリズはこの学園の男子生徒のようで深緑色の瞳には他の者には向けていなかった俺への敵意が混じっている。
腰に木剣をぶら下げいて、それ以外に武器は無いようだ。
「それでは第3回戦エイト選手対ブリズ選手。始め!」
ウェンデルがそう言い放った。
しかし、数秒は両者共に動かず様子をうかがっていた。
先に動いたのはブリズだった。
腰にあった木剣を手に取り光の如き速さで俺を切りつけた。
バキィィィン
俺はそれを諸にくらうが、轟音と共に訪れた事実は木剣が折れた事だった。
「は?」
ここまで無言だったブリズは素っ頓狂な声をあげ、呆然と折れた木剣を眺めていた。
「あれ?木剣、折れたな」
これは…ラッキーだな。
「今だ!必殺奥義その10!叩いてかぶってじゃんけんぽんで負けても相手を叩く奴!」
説明しよう!この必殺奥義その10!叩いてかぶってじゃんけんぽんで負けても相手を叩く奴!はどこから音も無く現れるピコピコハンマーを相手に本気で叩きつける技だ!
そもそもこの必殺奥義とは俺が小学生の頃にやっていたかもしれない技を再現したものだ!
もはや技名にすらなっていないが実際こう言った奴はいるのだ。気にするな。
「別名そよ風のブリズの力見せてやる!」
そう言って勢いよく襲い掛かってきた。
でもそれ、日本語に訳したらそよ風のそよ風なんだが。
素手で戦おうとしているブリズに必殺奥義をぶち込むと、部屋の床に埋まった。
「勝者!エイト」
こんな感じでブリズは倒せた。
俺の肉体だけは普通の魔族よりは強いのか特別ブリズが弱かったのか。それはわからないが上手く勝てたのは良かった。
カルラの相手は冒険者らしいが先ほどの戦いを見て焦って降参したようだった。
まぁ、あれを見た後じゃ仕方ないか。
さて、思ったよりあっけなく第3回戦は終わったが、問題は今回のフラツィオだ。
どうやら魔法と剣を使うようで背中には木の杖が、腰には銅の剣をぶら下げていた。
コイツは学園生ではないらしく、白と黄色で彩られた綺麗な服を着ているいかにもキザっぽい顔をしている。
もうコイツキザ男でいいや。
最初にキザ男くんが口を開いた。
「やぁ、君強いね」
探りである可能性も控え、少し冷淡に短く返す。
「どうも」
「よかったら君、仲間にならないかい?どうせ僕がアレだって事はバレてるんだろ?」
以外と頭が回るキザ男だが、ここはしらを切る。
「なんのことだか」
「しらを切るのかい。それは得策ではないなね。正直君の実力はまだ測りきれてないのだよ。君なら僕達の願いを…」
最後、何かを呟いたようだがよく聞こえなかった。
「まぁ、君に断る権利は無いけどね。僕と君の力の差をとくと見るがいい」
キザ男はそう言うと俺と距離を少し開け、試合開始の合図をゆっくりとまった。
「それでは試合始め!」
開始とほぼ同時に腰にあった剣を抜き天に掲げ、叫ぶように詠唱した。
「ランク1の加速の魔剣を召喚」
言い終えると天に掲げていた剣にひびが入っていき、パリンッと砕け散った。
それと同時に天から一本の剣が緩やかに降りてきた。
アレが魔剣。
俺はゴクリと息を飲んだ。
魔剣。
それは通常の剣に付与魔法がかかったものを指す。
付与魔法をつけられた剣は魔剣へとなり、その剣を振るうだけで特別な能力を振るえるという珍しい剣。
ランクは1から5まであり、ランク5の魔剣はまだ2本しか見つかっていないらしい。
たとえランク1でも日本円で100万はくだらないだろう。
つまり、超レアなのだ。
どうも、作者です。
今回は魔族のブリズとの対決をあっさりと終わらせました。
あくまでエイトは力の使い方がなっていないだけで技術を磨けばシュガーくらいなら楽勝です。
最近フレアとかカルラが普通に強くて本当に主人公最強なのか?と思うシーンがチラホラ。
大丈夫です。この章でも強いキャラが出てきますが、エイトよりは弱いです。
まぁ、今後グリッグ、レッグ、ターナは影が薄くなるかもですが。
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コメント
朧月夜ユエ
展開が、はやすぎてついていけない感じです。
個人的には前2作品の方が好きですね。
まだ、この作品だけ違う世界の話だったら良かったのですが……
長文失礼しました。
サヨナラどろん!! |ω・) |・) |) ※パッ