神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった

おねむねむねむのきょう

大会編 二章 大会予選8

「とりあえずこの煙をなんとかしないと」
そう思い、何か手はないかと思案する。
いくつか手はある

1.煙を晴らす
2.煙がある範囲から抜ける
3.このまま戦う
4.このまま守りに徹する

しかし、どれも簡単ではない。
まず、『煙を晴らす方法』。煙を晴らすためには大量の魔力が要る。晴らしたところで魔法が使えないなら勝ち目は薄い。
次に『煙がある範囲からぬける方法』。これはまずどこまで煙が続いているか分からないため最悪部屋中に充満しており、壁に向かって走った結果角に追いやれる可能性がある。
そして、『このまま戦う』。多分シュガーはこの煙の中でも周りが見える技かスキルを使っている。視界が悪いここでまともに戦う事は困難だ。
最後の『防御に徹する方法』。これはほぼ無理だ。実行しところで魔力がきれて負ける。
万事休すだな。
何か使える術はないのか。
剣術・魔法術・精霊術・精霊魔術・魔術・召喚術・守護術・体術・武術くらい。
待てよ。アイツならこんな状況でも…
「出てこい俺の友達?レイグラッド!よ○かいメダルセットオン!」
最近、異世界に来たからよう○いウォッチを見かけないが大丈夫なのだろうか。
とりあえず自分が大人に近づいたと脳内で処理し、レイグラッドの召喚を見守る。
床が赤色に光り出し、 頭から少しづつ床から現れた。
「主様。はやくもお呼びで」
「本当は呼ぶ予定は無かったんだが。倒してほしい敵がいるんだ。くれぐれも殺さないように」
「敵というのは先程からチラチラこちらを見て隙を伺っている奴ですか?」
流石は竜種。
こんな煙の中相手の場所と行動がわかるのか。
「多分そうだ。念のため倒したら持って来てくれ」
そう忠告してからシュガーが連れて来られるまで五分と経たなかった。
すると、シュガーの異変に気づいたレイグラッドが俺に尋ねてくる。
「この試合には魔族が出場してもいいのですね。異物を嫌う人間にしては珍しい」
訳がわからず俺は一瞬思考を停止した。






どうも、作者です。
今回から大会編に少しずつ動きがあります。
そして、今回のレイグラッドの登場ですが作者も意外でした。少しネタも入れましたが、元々レイグラッドというキャラは作る予定がなかったのです。
でも、大会編に若干飽きた作者がドラゴンの設定を詳しく入れるために作ったキャラなのです。
だから真面目に今回は助かりました。元々エイトとシュガーの勝負は内容が決まっておらず前回終わった時には本当にどうやってエイトを勝たせようか迷いました。
別に負けでもいいじゃないかとエイトが考えたパターンもありましたがつまらなくなる気がして辞めました。
他にも色々台本にはないキャラやストーリーが増えています。例えばレッグとエイトの勝負や決闘編、階級制度、など。
最初はエイトたちの出会いは攫われて始めて出会うというものでした。
しかしそんな設定を忘れて学園で出会った事にしてしまいました。
要望があったか、番外編を書きたいと思った時は初期設定の攫われて出会ったやつを書いてみようと思います
今回はこんな感じです。
今回もお読みいただきありがとうございます。

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コメント

  • 小説書いてみたいけど内容が浮かばない人

    魔族ですよねそうですよねーwww

    0
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