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神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった

おねむねむねむのきょう

大会編 二章 召喚術を使おう5

そろそろ大会編進めなきゃ…



カルラは何度も頷き俺を見る。
「なるほどね」
「…」
しかしターナは理解できないようで呆然と立ち尽くしている。
「という訳だ。これから頼むぞ、人間」

 五分前

赤竜ワイバーンと契約を無理矢理させられた後暫くは会話をして色々竜種について聞き出していた。
どうやらコイツの名前はレイグラッドと言うらしく赤竜族の中では3番目に強いらしい。
竜種の中では13位と、細やかな順位が決められている。
そして竜種には赤竜族、青竜族、緑竜族、白竜族、黒竜族の5つがあり、竜種の上位種の龍種がいる。
龍種は合計100匹足らずくらいの数だが、その一匹一匹が竜種の中での1位以上だと言う。
実質、龍種の頂点の龍王は世界最強らしい。
「まぁ、我は赤竜の中では強い方でしたぞ。何年か前の魔族と人族との戦争で1つの戦いは終わせましたしな」
「へぇ…」
幾ら魔族でも上位の竜種や龍種には勝てないらしい。
つまり今の俺はそこらの魔族よりも圧倒的に強いってことか…
いよいよ本格的に自分の強さを感じる様になってきた。
まぁ、
「大会にコイツは出せないな」
ただでさえ竜種と契約しているだけでも結構なのに更にそこまで強いとなると…
「あ!エイトさ〜ん」
少し真剣に考えていると遠くから少女の声が聞こえた。
声がした方を向いて見るとそこには寮の影から走ってこちらに向かってきているターナとカルラがいた。
どうやらレイグラッドの存在には気がついていない様だ。
「我は帰りましょうか?」
何に気を遣ってくれたのだろうか遠慮気味に尋ねてくる。
「いや、丁度いいや。レイグラッドの事を紹介しよう」
「わかった」
レイグラッドは静かに頷いた。
俺は小走り走で二人の元へ寄る。
「よう、二人とも」
ひょっと右手を上げ、
「おはようございます」
「よ!」
相変わらず元気なカルラに対し、ターナは丁寧にお辞儀をしている。
対照的な二人な気もするが何故か仲がいいらしい。最近よく一緒にいる。
「で、何してたんだ?」
「ちょと召喚術とかを試してたんだよ。」
へー。と相槌を打つカルラ。そして何を思ったのか顔をバッと上げ、何かクスクスと笑い始めた。
「なんだよ」
「またやらかしたでしょ」
そう言うとカルラが俺の背後を指さした。
なるほどレイグラッドに気が付いたのだろう。
「やらかしたって…」
「どうしたんですか?」
未だにレイグラッドの存在に気がつかないターナは一人取り残されたように話に追いつけない。
「ほれ、エイトの後ろ見てみな」
困ったターナを助けるため、カルラは俺の後ろを指差した。
「ん?」
目を細めながら一生懸命に探す。
すると、気づいたのか無言で固まってしまった。
まだまだ俺の力の度合い(異常さ)についていけないようだ。
この後必死に説明して現在に至る。





どうも、作者です。
今回は竜種と龍種について理解していただけると嬉しいです。
この設定が大会編の中に出てくるかも…
因みに竜種が龍種に進化する事は一応できます。
そして、いいねの合計が1000、お気に入りしてくださった方が1300人を越えましたをこえました。
本当にありがとうございます。
そして、今回話をほんの少しだけ長くしてみました。
これからもう少し長くなるかもです。
ということで今回もお読みいただきありがとうございます。

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コメント

  • 咲

    龍王呼んで 茶番しよう!

    1
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