こんな異能と職業で俺にどうしろと

上条康

クラス7人行方不明にてー

一日の長い学校生活が終わり、家に帰り風呂と夜飯を済ませた俺は部屋でゆっくりしていた。
家でやることといえば、ラノベ読んだり、ゲームしたり、漫画読んだりとする程度だ。
勉強をする気にもならないし勉強は何より嫌いだ。
スポーツは得意なんだが。
俺は遺伝のおかげなのか、人よりも筋肉がついていて、力も強く、運動神経もいい。
でも身長は低い方だ。
俺は将来格闘選手になってもいいとも思った。

ああやばい今日はいろいろあって眠い、睡魔が……。
お休みー、そしてそのまま寝た。


次の日学校に行くとやばい事になっていた。
俺のクラスで行方不明者が7人出るという言う事件が起こった。
他のクラスでは行方不明者は出なかったらしい。
クラスの雰囲気は、

「やばくね!」

「先生どゆことー」

「何があったのー」

とかいうやつがほとんどだ。
それいがいのやつらは皆んな興味なさそうだ。
7人行方不明って異常じゃないか。


行方不明者
1・女・咲田兎茂恵さきたともえ

2・女・吉見美香よしみみか
感情を表にあまり出さないが可愛い。

3・男・大木界おおぎかい
委員長、真面目、頭がいい。

4・男・剛田池戸ごうだいけと
イケメン、勉強、運動神経抜群。

5・男・神谷光助かみやこうすけ
不良、問題児、上位種。

6・男・小田純おたじゅん
オタクでオタク達のリーダー的存在。

7・男・柏原亜紀斗かいばらあきと
どこにでもいるような普通の中学生。


「先生ー、皆んなどうしたんすかー」
不良の一人が面白半分に聞く。

「先生もわからないのよ、昨日7人たもちゃんと家には帰って来たって親御さん達は言ってるのだけどその後はいついなくなったかわからないらしいのよ」

「でも先生ー、同時に7人もいなくなるって、何かの事件に巻き込まれたんじゃないんすかー」

「そうなのかもね。……この件は警察の方に任せましたので皆さんはいつも通りでいてください」

いや、先生いつも通りでいてくださいは無理があるだろ。
皆んな怖いはずだ、次は俺かも、私かもと思うやつがフツーだろう。

そして異常事態なだけあって今日は皆んな早帰りとなった。

「ただいまー」

家に帰って来た俺は部屋に行こうとしていた。

「龍魅あんた何でこんなに早いのよ帰ってくるの?まさかサボったのかなあー」

お母さんが少し睨んでいる気もするがちゃんとした理由があるのでここは堂々と言う。

「サボってねえーよ、学校のクラスメイト7人が行方不明になったから今日は早帰りになっただけだよ!」

「物騒なことが起こるのね、お母さんにはどうすることもできないからなんとも言えないけどね」

「確かにな、俺今眠いから少し寝るわ!」

「ぐうたらしてたら太るわよ〜」

「大丈夫、という事でお休み」

自分の部屋に行き俺はそのまま眠った。







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