異世界転移は前触れもなく、運命を背負わされる

カイエン

エピソード0 




はじめまして。
少しずつ投稿していくので、お暇なときに読んでいただけたら嬉しいです!
なにかあれば、感想などなどお待ちしております!





青く広がる空、
草原に立つ見たこともないような大きな桜の木の下、
俺は、木に背中を預け、ただただ空を眺めていた。

何か話そうとするが身体の感覚がない。
意識は、ある。
しかも、一体、ここはどこだろう。
俺は、家にいたはず・・
なんか、日本ぽくない雰囲気だな。

その時、不意に自分の身体のはずが、俺の意識とは別に動き出す。

身体が動き横を振り向くと、凛とした立ち姿の女騎士・・ん?日本人じゃないみたいだけど女武者か。鎧の形が、西洋の騎士でもなく、日本の武者鎧とも違うものだが、和洋折衷みたいな鎧のようだ。

話す言葉は、日本語?なぜか聞き取れる。

どうやら、わかってきたのは、俺は、傍観しているだけらしい。身体を動かしているのも、話をしているのも別に意識があるようだ。

なんか、夢のくせに凝った設定してるな。ライトノベル好きが行き過ぎるとこうなるんだな。もう少し見ていよう。

「・・サナ・・来たか。やつは、消えたか?」

目の前の女性は、表情を変えずにうなづく。そして、一言。

「あなたのおかげ・・でね。」

「約束したからな。俺は、約束は、守る男だ」

満面の笑みで答える俺?の身体。
そして、また俺の意思に反して涙が頬をつたう。

「すまないな・・・」

小さな声にならぬ声をだし、俺は視界が狭くなるのを感じる。
そして、ゆっくりと目を閉じて、俺の意識も闇の中にとらわれる。

「ありがとう・・カイン。あなたの繋げた希望は、私が・・私達が繋ぐから。先に・・先に行って待ってて。・・・・うぅ、カイン、約束したからね?また・・またいつか」

・・・

・・・ん・・朝か。

また、同じ夢。ここ最近何度もみてる。
でも、なぜだか違和感がないし、記憶に残るんだよな。でも、ストーリー性はないし、何か言ってるけど、断片すぎて意味わからん。

あぁ!!

8時30分・・あれ?・・・あれれ?まだ夢・・だよな・・

ガチャッ

「春海!起きないと知らないからね。母さん仕事行くから鍵頼むよ」

ヤバッ!遅刻だ!

「もっと早く起こせよ!どうするんだよぉ。…あ、それとノック…」

「私は、何回も起こしたよ!あと、今日は早く行ったほうがいいんじゃないかな。あははっじゃ、よろしくねー」

むかつく笑みを浮かべながら話をさえぎって、そそくさと仕事に行ってし まう。

「・・たくっ」

まぁいい。うん、今日は遅刻します。
とりあえず、体調崩してたが回復したことにしよう。何回かしてるけど、平気っしょ。

あれ?これ、俺の?・・ま、いっか。

部屋のテーブルに見覚えのない卵型のビー玉のようものが置いてあった。
母さんが置いていったのかもな、たぶん、よくある上部が蓋になっていて、あれを開くとお菓子入ってるやつな。ありがたくもらおう。

さて、そろそろ学校行くか。

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