恋愛恐怖症

日向葵

きっかけ

「別れよう」
一瞬彼の言っている意味が分からなかった。
「え?」
私は彼に振り返り呆然と見つめる。
「俺たち、もう終わりにしよう」
私は彼の目を疑った。
「な、何言ってるの?」  
周りの雑音が全く聞こえなくなって彼の言葉だけが耳に残った。
「俺、もうお前のこと…」
その先は聞きたくない。無意識に耳を塞ぐ。
タイミングよく車が交差しその先は聞こえなかったが容易に想像がつく。
そう…
「好きじゃなくなった」ってことは。
これが私の恋愛恐怖症のきっかけとなった。

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